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3話 シスコンエルフ兄と一部の人に対してアグレッシブなエルフ妹

船に戻ってきた人也は遠距離用宇宙通信機を弄る


「あーテステス、こちら宇宙船:羽根のフライツリーの操縦種兼借金奴隷の人也だ。」


『もうちょっとなんかなかったのかいその前口上は…。』


通信機の向こうから呆れ返った声が聞こえる


美声な声の主は人也の雇い主であり借金をさせた張本人、アールド・クェルスそのエルフ人である


「んな事はどうでも良い、問題はそこじゃねぇし。」


『……何かあったのかい?』


「寧ろ何か知ってて此所に送り込んだと睨んでるが?」


空気が沈黙する…


そして、エルフの兄はため息を付いた


『まず1つ言える事は、その放棄されたコロニーに何かあると言う事は知っていた、だけど何があるかまでは知らなかった。』


「それで俺が見に行くことになったって事か…。」


使い捨て、と言う言葉が人也の頭を過った


しかし、とアールドは続ける


『言っとくけど君を使い捨てにする為にそこに送り込んだ訳じゃ無いぞ、寧ろ君の仕事を安定して出来るような場所になる筈だったんだ。』


「……まぁ俺も、資材とか素材の運搬仕事って聞いたのに飛びついた口だから何も言えないが…。」


重い空気が徐々に軽くなっていく


『寧ろ我が妹の試作機をテストして性能調査をしてくれる社畜になって貰いたかったんだっ!』


「自信満々で自慢げに言ってんじゃねぇぞこのシスコンエルフ兄っ!」


どうやたこのエルフ兄はシスコンの様だ


『シスコンは良いゾ~ッ!』


「おう人工地球アールタァフィシャルアースのオタク用語やめーや。」


『でもなんだかんで言ってサブカルとかは良いんだよね、エルフ生やってると刺激が少なくてね。』


「寧ろなんでオタク文化流行ったんだろうな…。」


人也が遠い目を浮かべていると、通信機から可愛らしい声が聞こえてきた


『お兄さん、ちょっと聞きたいことが…。誰かと会話中だった?』


『おお我が妹よ~!人也が現地に到着したらしくて連絡をくれてる最中だよっ!』


『お兄さんちょっとどいて、ジャマッ』


『あべしっ!』


なんかコントの様な寸劇が通信先から聞こえてきた


『人也お兄さん、元気ですか?私は今日も元気です。』


「お、おう…元気だが、アールドは?なんか凄い音が聞こえた気がするんだが。」


『床の上で自爆攻撃を喰らった男性の物真似をしてますよ。』


「あっそう…。」


因みに床の上で自爆攻撃を喰らった男性とは、超有名な漫画家の作品で内容は格闘巨大ロボットに乗るお話のネタである


『それで、何かあったんですか?』


「丁度その話をしたかったんだけどね…。」


取りあえず兄エルフが復活するまで4分掛かった

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