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スキル「可能 ポッシヴィリタース」

後でいろいろ調べてみたら、オレは、正真正銘、異世界転生をしたみたいだ。そして今のオレの名前は、

「エドワード・ノヴェルザード」

王族ノヴェルザードの分家で長男として生を受けた、髪は金髪で年はまだ十歳でかなり美形な男の子らしい。王族であるので屋敷は勿論とても広く、召し使いも60人近くが出入りしている。その召し使いの中でも、一番の側近と言っても過言でないのは、あの紫色の髪をした。

「アルテリア・モーテグリス」

皆からは、愛称として「アリア」と呼ばれているらしい。彼女はもともと貧しい農民の出で、実の親から裏組織へ奴隷として売られたらしい。そこである日、王国政府の人身売買の取り締まりを見学していた転生前のエドワードが彼女を見つけ、メイドとして引き取ることにして何不自由のない生活を与えたみたいだ。そのせいか彼女は、オレに対しものすごく献身的だということがわかった。このエドワードが彼女を引き取った理由は何にせよ、この齢にしてなんたる行動力、勇気、そしてコミュニケーション能力。俺が勝てる相手じゃないのは確かだ。そして、オレが転生してきたこの世界、まるでRPGの世界のように、魔法、スキルなどといった要素が多くあるらしい。引きこもってゲームばっかりしていたオレには、夢が現実になっていることに対し喜びを隠せない。しかし、身分的になかなか冒険ってわけにはいかない、分家でも、十分に王になる機会があるらしく、毎日、王になるための勉強や訓練ばかりである。小さい頃、友達と言える間柄もいるわけでもないため、家でずっと勉強していたことを思い出す。あの頃は、勉強が唯一の友達と呼べる奴だった。だから、王に成るための勉強は、あまり苦ではなかった。しかし訓練がきついものだった。何故かオレには魔法が使えない。他の魔導士曰くマナを感じることができれば使えるかもしれないというわけで両親から許しを得て、

一人でマナを感じるため、森へと来たわけだが。

「なんでいるの、アリアさん?」

「エドワード様が、お一人でどこかへ行かれるなんて心配でなりません、是非私もと、お二方から許可を頂きました。」

「はぁ」

「わたくしでは不満でしょうか?そうであるのなら、代わりをお呼びしますが」

「そんなことはないよ」

はぁ、どうせ誰かと一緒に居たって、話すことだってできないのに。「では、さっそく参りましょう」

「えっ何処に行くの?」

「私が事前に調べておいた、マナが多くあるところへいきます。」

よく考えてみたら、まるでデートしているみたいだ。でも、女の子が考えたプランで動くって男としてどうなのやら。にしても本当に美人だなぁ、目元のところが割とキリッとしていて、容姿も良いときた。しかも、オレのAKGの推しメンに少し似ている。前のオレだったらまず話し掛けられないな、

「キレイですね」

余り人をじろじろ見るのも気が引けるので森の美しさに見とれる。

「いっ、いきなり何をおっしゃいますか」

前を歩くアリアが恥ずかしそうに言う。

「えっ何をって、すごくキレイだなって」

「なっ、そんなことございません」

「そんなことないだなんて。みんな絶対キレイだっていうよ」

「そうですかね?」

アリアが照れながら言う

「絶対そうだよ。こんなキレイな、森、見たことないよ」

「あっ、そうッスねぇ。キレイッスねぇ」

えっ何、この超ローテンション。なんかしたオレ?、しばらく二人とも黙って歩いた。


「着きました、こちらです。」

湖があるところへ抜けた。

「おぉーキレイな湖!」

「はい、こちらは水のマナが溢れているとのことで、王国内でも屈指のマナスポットになっております。」

「なるほど、つまり穴場スポット改めアマナスポットって訳だ。」「・・・」

「なんか反応して!」

「そうッスねぇー」

「それやめて、なんかヤダ」

「そんなことより何か感じましたか?」

「いや、特にマナらしいのは感じません」

本当に何も感じないが何故だか危ないことが起きそうだとは分かる。「不発でしたね、では次へ行きましょう。」

二人が湖を離れようとした瞬間、水面から巨大な竜が現れた。

「我が湖の領域を汚したのはお前らか」

ず太い竜の声が響く、

「我は、十輝竜星の一角、激水竜「ニライカナイ」良いところで来た。我はちょうど腹が減って仕方がなかったところだ。おぬしらを食べるとしよう」

うわっダッサイ捨て台詞。と思うこともできぬほど巨大な竜を目の前にして体がすくむエドワード

「お逃げ下さい、エドワード様」

「アリアさんはどうするの?」

「私はこいつを倒してすぐに向かいます。」

背中にあった双剣を抜いて構えた

「さては、おぬし戦えるのだな、良いだろう食事前の運動と行こうか」

両者の戦いがはじまった。

「激流水砲」ニライカナイの口からの強力な一撃を避け、足を切りつけた。アリアの速すぎる攻撃に手も足もでないニライカナイだが「水流縛鎖」

水で出来た鎖が彼女を縛り付けた。次の瞬間、ニライカナイの尻尾が彼女を叩き付け彼女は、木の方へと飛ばされた。

「ぐはっ、かはっ」

彼女の口から血がでる、

「アリアさん!大丈夫ですか?」

「エドワード様何故ここに?早くお逃げ下さい」

「アリアさんが一人で戦っているのに一人逃げるなんてできません。」

そうだ昔からそうだった。自分には、力もコミュニケーション能力のないのに子供の風船を取ろうとしたり、老人に席を譲ろうとしたり、時には、友達でも知り合いという間柄だけの人の仕事を受け持ったり、行動するのは良いものの最終的には、誰かに頼ってしまう。けど今は違うこの状況からオレがしなくちゃいけない。だからこのオレに力をくれ、もうこれ以上誰かが傷つくところを見たくない。弱いままじゃいられないすると、その要求を察するかのように声が聞こえた。「エドワード・ノヴェルザード、年齢10才、備考、転生者 アルティメットスキル『ポッシヴィリタース』獲得」

その声が聞こえたとたんオレのからだにマナのようなものが入ってくるのを感じた。

気になることがございましたら質問をしてくださると幸いです。今後の改善点として、組み込ませていただきます。ご要望も可能な限り対応していきたいと思っておりますので、是非気兼ねなく送ってください。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公とメイドさんの設定が深掘りできているので、駄作とは言えないクオリティかと、思います。自信をお持ちください。 [気になる点] まずは、小説を書く上でのルールを学びましょう。 例えば、…
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