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わたし  作者: シンユウ
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人は太ることでどう変わるのか。私は現実を思い知る。

あー。屈辱だ。理不尽この上ない。


なぜ、私がこんな目に合わなければならない。


誰もが私が通れば、振り向いた。


通行人の視線を独り占め。


そう私という存在。魅力。オーラで全ての人を釘付けにした。


それが今では、


このパラレルワールドに来てから調子が狂う。


ストレスばかりが溜まる。


人は見た目が9割なんていうがそれが現実だと思い知る。


<h2>現実を見つめる</h2>


人というものは残酷だ。


私が太ったという現実が私を苦しめる。


ある人はいう。デブには人権がない。


なんだ。その言い分は、私は人間だ。


周りの態度の違いに困惑する。


痩せていた頃の私にちやほやしていた男供。


それがこの世界に来てからは、誰も私をデートに誘わない。


私という存在を否定する。


私はここにいるぞ。


むしろ、体型が太って物質的存在は増したはずなのに無視されるのだ。


何様のつもりだ。


ダメなのだよ。そんな態度ではダメなのだよ。


なんて、人間レベルの低い奴らだ。


人を見た目で判断するな。


中身で見てくれ。


<h2>わたしはわたし</h2>


私という存在は、何も変わっていないというのに。


これでは人間不信になりそうだ。


なぜ、体型が変わっただけでこうも気分が変わるものなのか。


これは新たな発見だ。


私が元の世界に戻った暁には、今、私を無視した奴らを裁く。


痩せている。


それだけで世界はこうも素晴らしいものに変わるのか。


私は今、自分が持っていた恵みに気づく。


私はいつの間にやら号泣していた。


この涙は悔し涙か。


この涙は感謝の涙か。


今の私ではわからなかった。


<h2>決意</h2>


今という現実を素直に受け止めよう。


今の私は太っている。


もう痩せていたという現実は別世界の出来事だ。


なぜ、私がこの世界に来てしまったのかはわからないが。


今は、そんなことを考えても意味がない。


今、やることはこの世界でも私は輝ける存在にならないといけないということだ。


そう私はあの痩せていた世界で努力をしていなかったのか。


いや違う。


私は努力をしてダイエットをしてあの体型を維持していたのだ。


だからこそわかる。


この世界の私という存在は堕落していた。


今、精神が入れ替わったのかどうかわからないが。


ただ一つ言えることは、私は今も私であるということ。


体型が変わろうが変わらないが関係ない。


私という精神は今もって健在だ。


この気持ちがあれば、この現実を変えることも簡単だ。


私は今日という日を忘れない。


人が見た目で態度を変えるというなら、その態度を変えさせてやる。


私という存在を見くびるな。


こんな状況にした神を許すものか。

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