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ト マンナヨ  作者: naomitiara-tica
5/13

それぞれの恋

この作品は、全て妄想であり、創作です。

5.

ここで、ちょっと私達3人のあの頃の恋模様を書いてみる。


ムギョルは、幼馴染の彼女、お互いのお母さん、特に彼女のお母さんが彼をお気に入りで、両家の親達を安心させるためにその子といずれは結婚するようかな?とのこと。ただ、お互いどうも小さいころから知りすぎているため、妹のように思えてそれ以上の深い関係になったことは無いとの事だった。しかも今アメリカに留学しているという。



タンは、一度結婚しようかなと思った人がいたそうだ。でも、それは彼の一方的な思い込みだったらしく、彼女の誕生日にプロポーズしようとしたら、あっさり婚約者を紹介されて終わったそうだ。

指輪はもちろん用意したらしく、私達が、え?それまだ持ってるとか?とからかったら、『まさか~。売り飛ばして、つらくてその頃、日本に逃げて来て遊びまわってたよ~』



私はきっとこのまま行くと別れてしまうんだろうな・・・と言うそれこそ昔からくっついたり離れたり友達以上、でも婚約する勇気も無く・・・と言う彼がいた。

何が決断できないのか?と言う2人の質問に、う~ん、・・・私も考えてしまった。仕事も続けたいけど認めてもくれなさそうだし・・・とかありきたりの理由はあったが、2人と話してみてはっきりした。私のことを慈しんでくれなくなったからだ。それにこんな楽しい飲み会や食事会なんか全然行ってないや~。もういるのが当たり前?みたいな。カップルが必ず通る道。でもこんなに気を使ってくれるこの2人だっていざ自分のものなったらまた違うんだろうな・・・



タンがタバコを吸いに席をはずしたので、私もトイレに立とうとしたら、ムギョルに肘を掴まれて座らされた。ムギョルは肘を掴んだまま、私の耳を噛み付くように息を吹きかけながら言った。

『千佳、タンの事好きでしょ。でも、好きになっちゃ駄目だよ、タンは駄目』


私はドキドキしながら、言い返した。

『じゃあ、ムギョルの事なら好きになってもいいの?』


ムギョルが答えようとしたら、タンが戻って来た。

私達の事を遠くから見ていたらしく、微妙に不機嫌だった。

私はなぜか慌てて言った。

『ちょっと酔ったみたい、風に当たってくるね』


タンの視線がつきささるのが分かる・・・やきもちじゃないよね?

そのタンを面白そうに見ているムギョル・・・タンを挑発してる?


えッ??私、私、もしかしてこの二人に取り合いされてるのか?まさか?

あれまぁ?二人のイケメンが千佳を取り合い?そんな贅沢なことってあるんでしょうか?

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