図書館
生まれてこの方美女なんかとお近づきになったことなどない
ましてや付き合ったことなどもうとうない
そんなこと言ったら今まで付き合った女性たちに失礼ではあるが、事実なのには変わりはない。
「本当に美女なんかと出会えるのかよ」
当日ハジメは××図書館に来ていた
ヴヴヴヴ
するとアプリから通知が来た
××図書館にある。「風のピリオド」を探してください。
「風のピリオド??」
図書館のカ行の本棚を探索したが見つからなかった
「どこにあんだよ」
ハジメは思わず図書館の受付に向かった
「すいません。風のピリオドって置いてますか?」
「風のピリオドですか..少々お待ちください」
図書員はパソコンで貸し出し履歴を調べ始めた
その間にハジメは時計を見た
「1時か。なかったらどうすりゃいいんだよ」
図書員に気づかれない声の大きさでぼやいていると、図書館の入り口から一人の女性が入ってきた
「風のピリオドは今貸し出し中ですね」
「風のピリオド貸し出し中なんですか!いつ返却されますか?」
入り口から入ってきた女性が受付の前で立ち止まった
「風のピリオドがどうかしましたか??」
「それが、」
女性の問いかけに振り向くとハジメは女性の顔をを見た
そこにはとても美人なお嬢様風の女性が立っていた
彼女の手には風のピリオドがあった
「かわいい..」
思わず本音が口から出てしまった
「えっ??」
「あぁ!じゃなくて。風のピリオドがなかったから係員に聞いてた所なんですよ」
「グッドタイミングですね。ちょうど返却日が今日だから返しにきた所なんですよ。私なかなか借りられなかったんだよ」
彼女は手に持っている風のピリオドをハジメに渡した
「貸りるの?」
「え..はい」
ハジメはあまり興味はなかったが、思わずはい。と答えてしまった
本を受け取るとそのまま図書員に受け渡した
「図書館にはよくこられるんですか?」
「いえ。今日はたまたま」
「そうなんだ。残念」
「えっ?」
「読んだら感想聞きたかったなと思っただけです。それじゃ私もういかなくちゃ」
そういって彼女はその場を立ち去っていった
「あの!俺ハジメって言います。よかったらお名前聞いてもいいですか?」
立ち去る彼女を呼び止めた
何より彼女の名前が気がかりであった
「私ですか?アリサです」
彼女の名はアプリが示した名と一緒であった
「アリサさん。本ありがとうございました」
彼女はかわいい笑顔で会釈するとそのまま立ち去っていった
ハジメも風のピリオドの貸し出し手続きを終えると図書館をあとにした
「本当に美女と出会えた。偶然だったのか?」
帰り道に先ほどの出来事を振り返っていた
「いや。偶然にしてもできすぎだ。なにより名前がアリサだった」
ハジメは携帯を取り出した
「このアプリもしかして本物なのか」
ヴヴヴヴ
するとアプリから通知がきた
「風のピリオド」は必ず読んでください。
「やっぱり読まなきゃダメなのか」
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