すんごい語った (彼 と 飲み会で惚気た彼女)
同じ設定の小ネタが3つになったんで、こちらにまとめます。
「このまえの飲み会で、お前の彼女と話したぞ」
「ああ、そういえば彼女が言ってたわ。部署飲みで平野に会った、って」
「それそれ。酔うとすごいな、彼女」
「は? 彼女の酔って可愛い姿に惚れたとか言ったら張り倒すぞ」
「いや、すごいのは惚気話。お前の好きなところ、すんごい語ってた」
「なにそれときめく。た、例えば?」
「お前の――――」
「あーっと、平野くんお疲れ! 急ぎで確認したい案件があるからちょっとこっち来て! ね!」
***(すんごい語った内容について)**********
部署の飲み会で、友人の彼女と話す機会があった。
そのとき彼女は、既にかなり出来上がった状態だった。
「ねえ、平野くん聞いてよ。私の彼氏、サイコーなんだよ」
「ふうん、どのへんが?」
「んふふ。いろいろあるけど、特に好きなのがねえ、毛。髪の毛じゃなくて体の毛よ? あのね、つるぴかじゃ駄目なの。彼のはね、濃すぎず薄すぎず、ちょうどいいの。でねでね、これは秘密なんだけど、彼の背中にね、ホクロから生えてる毛が一本あるの! 私、これ見るの大好き!」
***(平野くんの場合)**********
先日、平野は部署の飲み会に参加し、そこで友人の彼女から体毛に関する惚気を聞いた。
素面に戻った彼女はそのことを恥ずかしがっていたが、平野はすっかり感心した。そんなところまで愛されている友人が、少しうらやましくなったほどだ。
ところで平野には付き合って長い恋人がいる。
もしや彼女も、平野の毛まで愛してくれているのだろうかと気になって、さりげなく話を向けてみた。
「へー、そんな好みの子もいるんだね。私は絶対ムリ。あなたがたまに処理し忘れてる鼻毛だって無理だもの」
平野くんに幸あれ(^^)




