組織
とある大国の、最果ての港町“ウオルク”
歴史によるとかつて建国の際、当時の貧民層が見苦しい•華やかな場所にそぐわないとの理由などから国民の目につかないような端の端に押し込められて出来た街である。
建国時には、街境に巨大な壁まで造るという徹底ぶりだった。
それが、まだ80年位前の話。
住民は強盗や殺人などを繰り返し治安は悪化するばかり。
少しばかりいた良識ある者はすぐに去っていった。
そのような時に現れたのが、アルフレイド•アンジェリコである。
数人の仲間を連れて、ふらりとこの街にやってきた彼はあらゆる事に手を出した。
街の整備や商店、飲食店の拡充、貿易の開始、住民一人一人との会話から犯罪の抑制。
最下層だったウオルクは、普通の街へとなっていった。
見違えるような変化を感じた国王は、ウオルクに兵を差し向けた。
しかし、住民は街に兵を入れることは無かった。
私達を見捨てた国が今更なんだ、
また奪いに来たのか
出て行け、もう二度と来るな。
そうしてウオルクは、大国に属しながら独立した都となった。
同時に、住民たっての願いにより
アルフレイド•アンジェリコを筆頭にして、
ウオルクの警備を主に担当する
自警団組織“アンジェリコ•ファミリー”は、設立したのである。