解説 冒険者とか魔道具について
冒険者について
様々な活動を行う人たち。
活動内容は所属ギルドや雇い主により異なる。
冒険者の大半はギルドに所属しているが、フリーの者も存在する。
王都のギルドの約半分はダンジョンでの活動が主だが、商人の護衛や村の警備、盗賊退治を生業にしている冒険者も存在する。
貿易商人
町や村の輸送を引き受ける商人。
走空車登場前までは駆け出し商人が手っ取り早く稼ぐ方法の一つだった。
村への移動は危険が大きい。
魔道具について
魔法陣を精霊石で動かす道具。
多くはダンジョン探索で使う物であり、一般に使われる物はあまり多くない。
精霊石ではなく、魔物から採れる魔石でも動かすことも可能だが、その場合動かすと瘴気が発生してしまう。
・魔道ランタン
光を発する魔法陣を使うことで辺りを明るくする。
初期のものは光るだけであったが、明るさの異なる魔法陣を組み合わせることで
複数段階の調整が可能になった。
・魔道水筒
水を出す魔法陣が組み込まれている水筒。
ごく小さな精霊石でも1リットルほどの水を発生させることが出来る。
だだし、乾燥地帯では発生させる水が減る。
・空間収納付き鞄
見た目よりも多くの者が入る鞄。
中は特殊な空間になっており、生命活動がある物を入れることは出来ない。
時間の流れも遅く、ほぼ停止している。
錬金術系のスキルをかなり高いレベルで持っていないと製作できない。
・魔道焜炉
火を出す魔法陣が組み込まれている焜炉。
魔道ランタンの応用で火力の調整が可能になっている。
・走空車
空を飛ぶ箱型の馬車。
当初、運転席は外に作られていたが、操縦者の意見(寒い、危険など)から
馬車の中に組み込まれることとなった。
試作機は浮遊の魔法陣と風の魔法陣を組み合わせた物だったが、
運転が難しく魔術を使える者でないと動かせなかったため改造された。
量産に成功した機体は念動の魔法陣を組み合わせることによって動く。
念動の範囲は走空車全体に設定されている為、慣性が働かない。
その為、急な制動も可能である。
ただし、車体を浮かせる範囲は車体下面に設定されている。
発売当初、王国は禁制にすることも検討されたが、既にギルドには100台近くが出回っており、それを没収した場合の王国経済への影響が大きいため見送られた。
・復讐の指輪
この指輪の装着中に攻撃を受けた場合、攻撃者に攻撃で与えられたダメージの倍ダメージを与える。
指輪は代償として倍返しのダメージ分の二倍、精神力(MP)を消費する。
精神が消費されない場合、この効果は発揮しない。
魔石と精霊石
・魔石
魔物の体内で作られる魔力の結晶。魔物により複数個取れる場合もある。
薄暗い紫色に光る結晶であり、その形は様々。
常に瘴気を纏っている。
これを誤って体内の取り込んだ場合、体調不良や病気などの症状が出る。
大量に取り込むと魔物化すると言われているが真実か定かではない。
・精霊石
魔石を浄化し瘴気を取り除き適切な形にカットした物。
魔道具に使用される動力源。
少しでも形が残っていると、大気中からマナを吸収しある程度回復するが微々たる量である。
瘴気の影響について
瘴気にそのものに汚染されると植物や生物を減衰させ場合によれば死に至る。
汚染された水でも植物の成長を著しく低下させる。
生物も汚染された水を飲むと死には至らないが長期的な体調不良に苦しむことになる。
汚染の影響は汚染水の量によって異なる。
ミスト近郊で起こった汚染水流出は穀倉地帯に打撃を与え穀物の生産が1/5減少した。
また、ミスト自体も飲料水を付近の川から取水していた為、体調不良の者が続出、人口が半分近くまで減少した。
 




