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Sランクギルドを追放された魔導士、田舎でスローライフもくろむ・・・が?!  作者: 士口 十介
魔導士は王都へ行くらしい

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魔導士の拡張計画

リモーデに戻ったカイは工房の従業員になった七人にリモーデで新たに十人雇い入れる。

その彼らにそれぞれ仕事を割り振る為のグループ分けを考えていた。


ジョンをリーダー、ワルターをサブとする安定装置を作る為のグルーブ。

走空車グエルの姿勢制御の装置開発である。

このグループの人数が一番多く、全部で八人。

ジョン達王都からが四人、リモーデの町で雇い入れた人が四人である。


次に魔法陣を効率化するグループ。

フリッカ・エスペランザと言う王都出身の錬金術師をリーダーとした。

金髪を細かく結い上げた背の高い女性で年の頃は二十歳ぐらい。

本人は錬金術と結婚したと言っている。

彼女は元々、効率の良い魔道焜炉を作り上げた実績があった。

その為、走空車グエルで消費の多かった精霊石の効率化を携わってもらうことにしたのだ。

このグループは王都からの二人、リモーデから三人。


最後に薬品を作るグループ。

リモーデ在住の錬金術師であるクルト・フリーデマンをリーダーとした。

こげ茶色の縮れた髪で背は低く童顔である為、年の頃は十代に見える。

リモーデの若手錬金術師では一番腕を上げた人物だ

王都から一人、リモーデから三人。

回復薬だけでなく毒消し等の状態異常を直す薬も作る予定である。


この三つのグループの内、走空車グエルに関するグループは元郊外の工房、今は壁が出来リモーデに組み込まれた工房で研究を行う。


薬品関係のグループは今まで通り、カイが当初から所持する工房で研究や作成を行う事となった。


「そう言えば、王都から連れて来た七人の住居はどうしているのだろう?

フィリアさんは何か知っている?」

カイはグループ分けの最中に思った疑問をフィリアに尋ねてみる。


「工房の裏手の屋敷を確保しました。

その屋敷を使ってもらっています。」

フィリアによるとその屋敷を共同で使ってもらっているそうだ。

今のところ問題は出ていない。

食事も交代でやっている様だ。


「その内、共同の食堂とかも必要になるかなぁ?」

カイがぽつりと呟くとルリエルが聞き返す。


「食堂?工房に?」


「魔道学校の食堂みたいな物だね。味は可もなく不可もなく、ただ量はあったな。」


今回雇い入れたのは研究の為で現在、走空車グエルの製作や魔道焜炉や魔力灯などの魔道具制作に携わるのは更に多い。

更に安定器が出来た場合、それを製作する職人も必要になる。

魔道具もデザインを考えなければならなくなってきている様だ。


それを考えると・・・。


「工房の設備や人数か足りない。」


現在の工房の生産設備や人数が圧倒的に足りなかった。


「ここは辺境伯に相談に行くか・・・。」


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