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逆転生した魔術師にリアルは屈しました 【凍結】  作者: 影薄燕
第3章 結成! マギア・クインテット!
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第57話 VSテロリスト④ 人質救出作戦 後編

 ただでさえモチベが下がっているのに、まじめな話なのもあって中々筆が進まん。「アルビノ少女」もちょくちょく書いているのですが、「逆転生」が3人称なのに対し、あっちは1人称なので頭の切り替えが難しい。


 人質救出作戦における菜々美と音子に課せられた課題は3つ。


 1つ、一瞬でもいいのでテロリストに隙を作らせること。

 1つ、その隙をついて1度に全員を無力化すること。

 1つ、人質の中に紛れ込んでいる可能性のあるテロリストを見つけ出すこと。


 これらは実際にメイン会場内に入らなければ分からないこともあるので、様子を見ながら一定範囲内にいる仲間内と頭の中だけで会話可能な『念話』で俊と相談しながら、最終的な判断を2人にゆだねることとなった。


 2人が点検用の通路を使ってメイン会場に潜入した後、最初にしたのはテロリストの位置を確認することだった。

 通路は数十メートル上にあるとはいえ、堂々と覗き込んでテロリスト、または人質に見つかってしまったら作戦が破綻する。


 そこで考えられたのが、菜々美の従魔が見ているものを共有することができる力を利用して、ドームの内側の1番高い場所から視力に特化した意思の無い従魔に覗いてもらうことだった。


 菜々美は最初、遠くを見ることができるというイメージでタカの従魔を創造しようとしたが、これは音子と『念話』越しの俊に却下される。

 理由として、広々として雑音の少ないメイン会場内では、鳥類が羽ばたく際の音が想像以上に響く恐れがあったためである。


 2日間も何もいなかったのに、いきなり鳥が翼をバサバサしている音がしたら誰だって怪しむ。

 それで直接作戦に支障が出るかは不明だが、人の命が掛かっている以上は余計な不安要素は可能な限り排除したかった。


 では何の動物にするか?

 特殊能力を付けるにはある程度その動物に対してイメージを抱けるものでなければならない。ブタさんバスのブーさんなど、あれ1匹で菜々美の従魔を生み出すための領域がかなり占領されてしまっているのだ。

 菜々美曰く、他2つの能力だけならともかく、完全ステルス能力とブタの結びつきはほとんど無茶で通したとのこと。



 ――ブタが空飛ぶのはいいのか?

 ジ〇リに聞いてください。ただのブタではないので飛べます。



 ――ブタがバスなのはいいのか?

 ジブ〇に聞いてください。ネコのバスがあるので問題ありません。



 そんなこんなで話し合った結果、視力に特化したメガネザルが創造された。


 その後、壁を器用によじ登ってメイン会場を見渡せる位置に付いた従魔と視界を共有した菜々美は音子と次の問題に取り掛かる。


 俊が言うには、捕まっている人質たちの中にテロリストが一般人のフリをして紛れ込んでいる可能性が高いとのこと。

 テロの理由は下らないにもほどがあるが、ここまで大規模な計画を立てた連中が人質たちの最後のあがきを予想していないとは思えない。なら、万が一の時に人質の中から事態を収める役目を持ったテロリストがいてもおかしくない。


 普通なら“その時”にならなければ誰がテロリストの仲間なのか見当もつかない。武器などを持っていても、バレないようにしているはずだ。


 しかし、俊たちには『悪意感知』の魔術がある。

 どんなに一般人のフリをしていようとも、それは外側だけ。

 内側にある悪意までを魔術から隠すことはできない。


 感知した位置と従魔から見た位置とを照らし合わせ、時間を掛けて分かったのが男3人女2人の5人のテロリストが人質の中にいたという事実。

 俊の予想ドンピシャである。


 予想ではもう少し見つけるのに苦労すると思われていたが……。なんてことは無い。人質が暴動を起こした時に動きやすいよう、他の人質たちから少しでも距離を置くようにしていたので特定も早かった。


 後で分かったことだが、人質の中に紛れ込んでいたテロリストはいずれも“こっちに近寄んなオーラ”を出していたらしい。

 あまりに露骨で、怪しんでいる人もいたとか。


 そうしてテロリスト全員の居場所が判明すれば行動開始だ。


 まず菜々美が麻痺能力を持ったネズミを複数創造する。これでテロリストたちの動きを封じ込めるのだ。

 とは言っても、今の菜々美の力では噛んだ瞬間に効果が現れるような麻痺能力を付与することはできない。効果が表れるまでタイムラグが数秒できる。

 その数秒で銃が乱射されない保証はない。


 そこで音子の魔術の出番である。


 ――『効果上昇エフェクト・アップ

 『干渉魔術』に分類される魔術であり、一時的に自分だけでなく他者の魔術に干渉し、通常よりも効果を高めることが可能な支援型魔術。


 音子が持つ『干渉魔術』の素質は、亜種とも言っていい『特殊干渉魔術』という領域にまで来ている。

 何が言いたいかと言えば、意思の無い従魔の麻痺ネズミたちの麻痺能力を数倍に引き上げるくらい朝飯前ということだ。


 そこからの行動は早かった。

 麻痺ネズミたちを所定の位置(テロリストのすぐ後ろ)にまでこっそり移動させ、『念話』で俊からGOサインを貰う。


 音子がステージの上で固まっているテロリスト3人の真下に『落とし穴ホール』を発動させ、たぶん死なないだろう高さから落とす。

 落とした直後に暴れないよう俊特製魔術具:爆睡玉を、『空間魔術』の『物質短距離転送』で『落とし穴ホール』の中に送り込む。

 爆睡玉は魔力を込めた数秒後に爆発する仕組みになっており、転送された直後にコミカルな爆発。テロリストたちを夢の世界に案内する。


 音子の魔術によって消えたテロリストと謎の爆発によって、その他のテロリストに隙が出来れば麻痺ネズミたちの出番だ。

 テロリストの後ろでスタンバっていた麻痺ネズミは自分の数十倍の大きさの体もなんのその、軽快な身のこなしで素肌が出ている箇所まで近づき……ガブリ!


 テロリストからしたら何が起きたか分からないだろう。

 同志が消えて動揺していたら、無線機で連絡する暇も無く指1本動かせない状態に陥っているのだから。


 全てのテロリストの無力化に成功すれば『マギア・クインテット』のテイマーとニャンコとして登場の時間である。

 ――ものすごくノリノリでポーズを決めながら!




 人質たちの混乱は収まるどころか、むしろ悪化していた。


「え? え? 何、あの女の子たち?」

「あんなコスプレのキャラ、いたっけか?」

「ねえ、急にこの人倒れたんだけど起こした方がいいかしら」

「マギ――何だって? どっかで聞いたことあるような?」

「ママー、あの子たちな~に~?」

「シッ! 指さしちゃいけません!」

「『マギア・クインテット』って、この前ニュースで……」

「ほ、本当にいたの!?」


 ザワザワと、もはや誰が何を言っているのか集中して聞かなければ分からないほど、メイン会場がうるさくなってきた。


「………………ねえ、ニャンコちゃん。私たち、すんごい見られてる。今までと違う。恥ずかしくなってきた」

「口調忘れるくらい恥ずかしい、と」


 菜々美は羞恥心でプルプルと震え出した!

 ポーズを取ったまま、仮面の下は真っ赤っかだ!

 隣の音子が平常運転な分、余計恥ずかしくなる!


 とりあえず音子は再び『アクセサリー:増音』の効果を使う。


――パッァァアアアアアアアアアアン!


 突然鳴り響いた音に人質となっていた人たちは口を閉じる。

 音子は手を叩いただけだが、魔術によって限界までその音を大きくしたのだ。


「静粛に」


 たった一言。

 しかし、現実に大勢の人たちは一言も喋らなくなった。


「さっきも言ったけど、私たちは『マギア・クインテット』のメンバー。今回は活動範囲から離れていたものの、見過ごせないって理由で来た。目的は人質の救出とテロリストの壊滅。今からここにいる全員を安全な場所まで脱出させる。すぐに準備を」


 言うべきことは言ったとばかり、大きく息を吐く音子。

 普段無口な分、やはり疲れてしまうらしい。

 目線で菜々美に「後はアナタが喋って」と伝える。菜々美としては緊張から身体が固まってきていたが、必要なことだと理解したので了承する。


「あーと……ちょっといいかな?」


 突然呼ばれたので、声の主を探す菜々美。

 見れば自分たちの正面側にいる若い男性が控えめに手を上げている。


「……どうぞ~」

「ありがとう。それで、その、キミたちは最近隣の市で活躍しているという魔術が使える子供ってことでいいかな?」

「うん。そうだよ~」

「……本当にここから出られるのかい? ボクたちは助かるのかい? 会場の中にはまだテロリストがいるだろうし、すぐにここに来るんじゃないのか?」


 代表して話す男性の言葉にハッと息を飲む人々。

 まだ完全に状況は理解できていないが、この場にいるテロリストが全員倒されたのだけは分かった。目の前にいる2人の女の子が助けに来たのも分かった。

 しかし、不審に思った外のテロリストたちがやって来るのでは……


「その心配はないよ~。ちゃ~んと作戦を練ってから助けに来たんだもん。メイン会場を覆うように人が来なくなる結界と~、音が外に漏れなくなる結界を張っているから~、な~んにも心配しないでいいんだよ~。1番難しかったのは、もう解決したし~。私たち以外の仲間が安全の確保のために今も動いてるの~。こっちの言うことには従ってもらわないと困るけど~、ここから人質たちを無事に家に帰すために来たんだもん~。安心して~」

「……そうか。そう、か。グスッ。」


 段々と目から涙が溢れてくる男性。

 見れば他の人たちも泣いている。


 どうやら、ようやく“助かるかもしれない”ということを実感してきたらしい。


 普通であれば突然現れた小学生にしか見えないコスプレ姿の女の子など信用できるはずもないが、2日間の人質生活は予想以上に会場内の人々の心に重く圧し掛かっていたようだ。「助けに来た」「家に帰す」という言葉は菜々美にとっては思ったことをそのまま言っただけだが、人質となった人たちからすれば心の底から待ち望んだ言葉であったのだ。




「テイマーさん。ニャンコさん。こっちで動けない人や子供の確認なんかは一通り終わりました。いつでも脱出できます」

「おつかれ~。こっちもテロの人たちは全員特製の縄でグルグル~ってしたから、安心だよ~。ヒデヨシもお疲れ様~」

「キキッ!」


 数分後、人質の人たちは脱出のための準備を終えていた。

 子供は1人の漏れも無く確認し、疲労で動くこともままならない人は男性陣が紐や布などで固定しながら抱えている。


 麻痺で動けなくなったテロリストたちは両手両足を縄で縛り、猿ぐつわと目隠しをする徹底ぶりだ。『落とし穴ホール』に落ちた3人は骨折しているのもいたが、命に別状はなかったので特に魔術薬も使用していない。

 むしろ人質の何人かが今にも殴りかかりそうな雰囲気だったので、時間を無駄にしないでほしいと戒める方が大変であった。


 菜々美と音子の手伝いをしているのは、新従魔である猿のヒデヨシだ。

 猿らしく知能が高く手先が器用なので、テロリストを引っ張ってきたり縛り上げる手伝いをしてもらっていた。


 ……突然ヒデヨシがテロリストたちの持ち物の中から黒のマジック(油性)を取り出したと思ったら、顔中に高速でイタズラ書きをし始めたのは、菜々美も口元が引きつる思いだったという。動けないだけで意識のあるテロリストが雰囲気だけで怒り狂っているのも伺えた。目隠しをしていなければ、視線だけで人を殺すほど睨みつけていただろう。


「それじゃ、さっそく脱出しましょう」

「えっと、それはいいのですが……どうやって?」


 質問してきたのは先程の若い男性。

 後ろ側にいた他の人たちも、そこだけが気になっていた。

 それに対し、音子はニヤリと笑う。


「もちろん……魔術で」


 そう言って、懐から魔力回復薬を出して飲み干す音子。

 さらに『アクセサリー:空間魔術専用魔力保管庫』を『リング』にセット。

 魔術薬を飲んで余分に回復していく自身の魔力と、『アクセサリー』に溜めておいた大量の魔力から魔術を構築。発動する。


「……『大規模通路ビッグロード・作成クリエイティング』!」


 その瞬間、ステージに魔力の波紋が広がる。

 それはどんどん広がっていき――最後には人が横に5人ほど並んで歩けるほどの下に続く空間の階段になった。

 階段と言っても、石で出来ているわけではない。

 油が混ざって淀んだ黒い色合いの何か・・でできた階段である。


「――っ! ニャ、ニャンコさん。これは……?」

「はぁ、はぁ……脱出用の通路。階段を下りると長い通路がある。ここから数百メートル先にある大きな公園まで続いている。テイマーに案内させるから、慌てずに速足でついて行って。公園についても、結界が張ってあるからすぐには出れない。テロリストたちを完全にやっつけた連絡が来たら、あとは自由。家族や友人に会えるわ」


 疲れた様子ながらも、男性に笑顔を見せる音子。

 それだけで男性は目の前にある魔術という名の奇跡を使うのに、小学生にしか見えない女の子が肩で息をするほど負担になっているのを理解した。


「ありがとう……! これで、生きて、家族に会える」

「どういたしまして~。ニャンコちゃんはここで全員が通路に入るまで見張っていて~。ヒデヨシは半分ぐらい入ったらついてきて~。……みんな~、これから会場の外に出るから私の後に続いてくださ~い!」


 人質だった人たちは最初の方こそ地獄に続いているんじゃないかと思うような『空間魔術』で作られた通路にビクビクしていたが、最初の方から菜々美・音子と話していた男性が1番に入っていったことで警戒も薄まった。


 通路の中は光源が無いにも関わらず暗くなく、先を行く菜々美の後についていくことも難しくなかった。進んでいる中、興味本位で空間の通路に触る人もいたが、柔らかすぎず硬すぎない例えが見つからない感触にすぐ手を引っ込めた。


 そして、通路を進むことしばし――


「…………外だ。外に出られたぞおおおおおおおお!」

「よかった……よがっだよ~」

「オレたち、助かったんだ!」

「お母さん、お外だよ!」

「ええ。ええ。夢じゃ、ないのね……」


 ついに終着点である大きな公園に辿り着いた。

 先頭にいる人たちが「外に出られた」と叫べば、当然後ろの人たちにも伝わる。走っていると言えないギリギリの速度で歩きながら次々と通路から出て来る人々。


 感極まってそのまま公園の外に出ようとする人も中にはいたが、事前に張ってあった結界にぶつかっておでこを赤くする羽目になった。


 音子からの『念話』で人質全員が通路に入ったことの報告を仲間に知らせる。少しすれば俊から外にいたテロリストも全員倒して、人質たちの関係者やテレビカメラの注目を浴びているとのことだった。椿が恥ずかしくて死にそうになっているとも。


(はあ~、これでようやく終わりか~。すごく大変だったな~。えっと~? この後は結界を解除してから人質たちを解放して~、音子ちゃんと合流したら~、ブーさんで俊くんたちの所まで飛んで行って回収。華麗に飛び去る~だったよね~)


 まずは人質だった人たちを解放していいのかだけでも聞くことにする。いくら大きい公園だと言っても、どんどん人が増えて言ったことで狭くなってきているのだ。「まだ帰れないのか?」という無言の訴えにも疲れてきた。


『俊くん~。そろそろこの人たちを帰したいんだけど~、もういいかな~?』


 念話で俊に確認をする菜々美。


 しかし――


「? 俊くん?」


 『念話』の相手はそれどころではなくなっていた。


「ほえ? 緊急事態だから待ってろ?」




◇ ◇ ◇ ◇ ◇




「テロリストのボスが1番バカって……どうなんだ?」

「オレに聞くなっての」

「ていうか、テロリストが全員バカなだけでしょ?」


 菜々美から連絡が来る少し前。

 俊たちの目の前には、テロリストのボスとその側近数人が気絶していた。


 テロリストのリーダーがいるとすればスタッフルームだろうということで、道中のテロリストを駆逐しつつ向かった俊・大悟・椿の3人。


 そしてスタッフルームの近くに来た時に聞こえてきたのは、年老いた男の怒声であった。ただし、英語ですらないので何を言っているかは不明だが。

 時折聞こえてくる単語やイントネーションから推測するに、政府からの明確な回答が無いのはなぜだ? とか、我らの神を何故認めんのだ! とか、そんな感じのことを部下に当たり散らしているらしかった。


 どうにも興奮している様子だったので、扉付近に通常より効果範囲を大きくした『電撃罠エレクトラップ』を仕掛ける。後は離れた所から適当に大きな音を出せば、警戒して部下のテロリストが出て来ることを予想し、待ち受けていたのだが……


「まさか、リーダーが1番最初に無警戒に出てくるとか……コイツら本当に組織として機能していたのかよ?」

「しかもソイツがいきなり倒れたら、他のテロリストが動揺して全員部屋から出て来るからな。オレでも隙ついて意識狩れたぞ?」

「自分たちの優位性を疑ってなかったんじゃないの?」


 事実であるが酷い言われようだ。


「菜々美と音子の方も順調らしいし、最後の仕上げと行くか」


 俊はいろいろと誤解を招きそうな体制でテロリストたちを縛り(完全に嫌がらせ)、上の階から外に出る扉へ向かう。

 隠れながらコッソリ顔を覗かせれば、無防備にも会場側に背を向けているテロリストが。イベント会場をぐるりと囲うようにいる人数は10人。


「ねえ、ここからどうするの? 中の奴らはあの2人の方も含めて全員無力化したし、ごり押しでも倒せると思うんだけど?」

「できれば1度に倒したいな。無線機しか持っていないらしいとは言え、1人でも逃げられたら面倒そうだ」

「じゃあ、どうすんだよ?」

「こうするの」


 俊は『悪意感知』の効果範囲を残りのテロリストがいる辺りまで広げ、感知に引っ掛かったのが10人なのを確認する。


「新魔術の連続だ。……『ロックオン』」


 10人のテロリストに魔術的な標準を定め、


「狙い打て『枝分かれする稲妻ブランチ・ライジン』!」


 手を上に突き出し、新たな魔術を発動した。




 この時、強化ガラス越しに人質の関係者やテレビ局の面々は信じられないものを見ることとなった。


 イベント会場から突如光の柱が出現したと思ったら、それが複数に分かれて寸分の狂いも無くテロリストたちに襲い掛かったのだから。


 次回でテロ事件は終わりの予定です。

 今章も後2話。


 章の最後の方で登場人物紹介だけでなく、今まで登場した魔術・魔術具の設定も公開する予定です。予定ばかりで申し訳ない。

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