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詩、あるいは詞

でくの坊の歌

作者: 志賀飛介

人生最高って言えたら

素晴らしいことなんだけど

実際は生きてる意味とかもよくわかんなくて

人生最高の日がもし

明日訪れるのなら

だけど実際はそうもいかなくて


当たり前のように日々が流れること

川の縁に立ってただただ眺めてる


僕は今頑張ってんのかな

君は今頑張ってんだけど

僕は今頑張ってんのかな

サボってるだけかな

皆も頑張ってんだから

お前も頑張んなだとか

言われて落ち込んで

俺はなんて弱い人間なんだろう


今が一番って言えたら

それが一番なんだろうけど

実際はあの時ああしていればって今でも

明日が今日より良い日に

なってくれりゃどんなに

だけど実際はそうもいかなくて


当たり前のように川が流れること

死の淵に立たなくちゃそれはわからない


僕はまだ生きてていいのかな

君はまだ生きてていいんだけど

僕はまだ生きてていいのかな

死んでもいいよな

誰だって生きてるんだから

お前も生きなきゃだめだとか

言われても分からねえ

それは俺自身が決めることなんだよ


誰だってつらいことがあり

乗り越えて生きてるんだとか

お前にも出来るはずだとか

そういうこと言うなよ


俺だって生きてるんだから

頑張って生きてるんだから

生きてくこと以外何も出来ないけど

すぐに傷ついたり

涙を流したり

役立たずだけどさ

生きてるんだから

ああ ただそれだけだけどさ


生きるためには生きること以外のこともしなくちゃいけない。

だけど、どうしても気持ちを上手く持って行けない。


甘えと言えば甘えだけど、こんな歌があってもいいんじゃないかと思って。

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