プロローグ)「破壊される...世界」
プロローグ)「破壊される...世界」
――形ある物は壊れる
生あるものは死す――
今、世界は壊れ始めている―。
何もかも無へと還る。物も生命も。
もう、自分には何が正しくて、何が悪いのか
分からない。
まず、「正しい」「悪い」など存在するの
だろうか。 たとえ、それが存在したとしても
そんな3文字、2文字で簡単に説明できるもの
なのだろうか。
そんなこと出来る訳がない―。
そんな単純なものではない―。
人を、地上を上から見下ろす自分は全てを
把握できる。
空は黒く染まって、雷鳴が轟いている。
建造物は上の方から粒子に変わっていき、
空高く上っていく。
そして生命あるものも体が少しずつ粒子に
変わって建造物の粒子と重なって空へ上って
いく。
自分はこんな世界見たくない。
こんな世界...。
今まで過ごしてきた世界...。
誰かこの世界を戻してくれ―。
そう願ってもどうにもならない。
ここまで世界が壊れてしまっては自分には
何もいらない、必要ない。
全ていらない―。
全て放棄したい―。
そう宣言して何も自分はしていないという
事を正当化したいだけ。
そう、この世界は自分が壊した。
プロローグ)「破壊される...世界」 END
色々と「ごちゃごちゃ」していたので心を入れ替えて投稿しようと決め
新しく投稿しました。
そしてこの作品の投稿日を月曜日と金曜日に決め投稿していきます。
面白かったらうれしいです。
「Definition of the world ー世界の定義ー」を略してディフィワと
個人的に呼びますw。