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数字

 


 「もうウンザリじゃありませんか?自分は何も悪くないのに他人のせいで自分まで、なんてこと」


 自分に同意する声が高まる様子を眺めながらLLは醜く顔を歪ませ笑みを浮かべ、更に話を続けていく。


 「くくく。そうでしょうそうでしょう。ですがご安心ください。私がこの地球を変えてみせます。」


 LLは指を弾き、全ての人類の頭上に数字を表示させたことを確認すると何も言わずに姿を消し去った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 LLを名乗る宇宙人が現れてからわずか一週間。世界は信じられないほど平和になった。


 LLが人類の頭上に残していった数字はどうやら命そのもののような物らしく、これを失うと死んでしまうようだ。


 数字が減るのは決まって悪事を働いたときで、これが犯罪などへの良い抑止力になり世界に絶対の平和が訪れたと人々は喜んだ。


 しかし、再びLLが現れたある日。張りぼての平和はあっさりと崩れさった。

 

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