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さっきロバートときた道を、今度はガイと進む。

 「ダンスはあまり得意ではないんです」

 ガイが笑いながら言う。

 きっと私に気を使ってくれているのだろう。

 あちこちで、私たちを見ながら話し出す人たちがいる。きっと、私とのことだろうなぁ。

 「すいません。私いつも壁の花なので、みんな面白がって噂になるかもしれません」

 「ああ、それで僕たちは注目されているんですね」

 辺りを見回しながら、

 「でも、さっきアンナ嬢と踊った時も、注目されてましたよ。さあ、気にせず踊りましょう」

 ガイに促され、挨拶をして踊りだす。

 ロバートと以外と踊るの久しぶりだなぁ、と考えながらガイにリードされ、特に会話もなくレッスンの様に淡々と踊った。この人上手だ。曲が終わり、楽しくはなかったが一曲踊りきった達成感があった。私も上手くなった気分だ。思わず、笑顔になる。

 「ガイ様はダンスがお上手なんですね」

 「そう言ってもらうと嬉しいです」

 と笑顔付きで言葉が返された。

 父たちのところに戻ると、なぜか不機嫌そうなロバートがいた。



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