ガラスびんとビー玉
掲載日:2015/05/29
きっと、テーブルの上に飾ってあれば、それは、それだけで、丁度いいインテリアになって。
周りの空気を、ヒヤッとさせて。
決して重くはないけれど、何か、存在を感じさせるものなんだと思う。
窓辺の棚におくとか、カウンターの上に並べるとか。
いろいろ、使い方はあると思う。
そんなことを言ったって。
ガラスびんも、ビー玉も。
中身はおんなじものであって。
形が違うものを組み合わせたところで、揺れれば、不快な音しかしない。
手を触れず。
近付かず。
遠くからただ眺めていれば。
それだけで、綺麗なものだって、あぁ、いいなぁ。
僕たちの感性は、その程度のものだ。
どうして、ふたをしないんだろう。
きっと、そのまま使っていれば。
中にある水が腐ってしまうか。
乾いていれば、いつか埃がたまって黴てしまう。
そんなことを思っている僕は。
瓶の口から樹脂を入れて。
決して抜け出せないように。
その口までぴっちり蓋をする。
決して華美ではないけれど。
ほら、樹脂に捕まった空気も。
ビー玉みたいに砕けて見えて。
底に溜まった、動かないビー玉。
ぎょろっと、見上げてみたら。
その方が、案外綺麗じゃない。
ガラスの目玉が、歪んだ口からそう言った。
以前に感想頂きました、タイトルと内容を、合わせられるように。
頑張ってみました。
でも、イメージだけ。




