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ガラスびんとビー玉

作者: 雪つむじ

きっと、テーブルの上に飾ってあれば、それは、それだけで、丁度いいインテリアになって。

周りの空気を、ヒヤッとさせて。

決して重くはないけれど、何か、存在を感じさせるものなんだと思う。

窓辺の棚におくとか、カウンターの上に並べるとか。

いろいろ、使い方はあると思う。


そんなことを言ったって。

ガラスびんも、ビー玉も。

中身はおんなじものであって。

形が違うものを組み合わせたところで、揺れれば、不快な音しかしない。

手を触れず。

近付かず。

遠くからただ眺めていれば。

それだけで、綺麗なものだって、あぁ、いいなぁ。

僕たちの感性は、その程度のものだ。


どうして、ふたをしないんだろう。

きっと、そのまま使っていれば。

中にある水が腐ってしまうか。

乾いていれば、いつか埃がたまって黴てしまう。

そんなことを思っている僕は。

瓶の口から樹脂を入れて。

決して抜け出せないように。

その口までぴっちり蓋をする。

決して華美ではないけれど。

ほら、樹脂に捕まった空気も。

ビー玉みたいに砕けて見えて。

底に溜まった、動かないビー玉。

ぎょろっと、見上げてみたら。


その方が、案外綺麗じゃない。

ガラスの目玉が、歪んだ口からそう言った。

以前に感想頂きました、タイトルと内容を、合わせられるように。

頑張ってみました。

でも、イメージだけ。

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