5/20
11「守りたい人がいて」
愛すべき人のためなら、どのくらいのことが出来るのだろう。
暗めです。
11「守りたい人がいて」
「もっと頼っていいんだからね」
俺の大好きな人が言ってくれた
その言葉
その言葉と一緒に見えた
まぶしい笑顔
俺にはもう幸せすぎて
だから明るすぎて
見えなかった
温かな光景は
とうの昔に置いてきた
そうでないと
甘えてしまいそうで
そうでないと
抑えてきた「何か」が
溢れてしまいそうで
それではだめなんだ
俺には
守りたい人がいて
どんな手を使ってもいい
どんなに自分が傷ついてもいい
自分よりも大切な存在だから
温かな言葉と笑顔をくれた
あなたを
どうか俺だけに守らせて
あなたは何も知らなくていい
すべて俺に任せて
閲覧いただきありがとうございました。