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小さな想い  作者: ちくわ。
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11「守りたい人がいて」

愛すべき人のためなら、どのくらいのことが出来るのだろう。

暗めです。

11「守りたい人がいて」



「もっと頼っていいんだからね」


俺の大好きな人が言ってくれた


その言葉



その言葉と一緒に見えた


まぶしい笑顔



俺にはもう幸せすぎて


だから明るすぎて


見えなかった



温かな光景は


とうの昔に置いてきた


そうでないと


甘えてしまいそうで


そうでないと


抑えてきた「何か」が


溢れてしまいそうで



それではだめなんだ


俺には


守りたい人がいて


どんな手を使ってもいい


どんなに自分が傷ついてもいい


自分よりも大切な存在だから



温かな言葉と笑顔をくれた


あなたを


どうか俺だけに守らせて



あなたは何も知らなくていい


すべて俺に任せて


閲覧いただきありがとうございました。

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