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テスト

作者:

テスト

「はい、時間になりました。解答を始めてください。」

弱々しい声の老人が、そう言った途端に、静寂とした教室に、数百枚の紙が一斉に擦れる音がした。

耳を済ませば、鉛筆の音が鳴り響く中に、周囲の心音が聞こえそうに思えた。

閉じた目を開き、目の前の冊子の1 ページ目を開いた。大丈夫、大丈夫、大丈夫。根拠も無い暗示を、何度も、何度も繰り返す。息を吸って、そしてゆっくりと吐く。そんな当たり前の事が、逃げ出したいほど苦しかった。僕には、その80分が、秋の夜のように、夏の昼のように、ただ長く感じた。

テストでした。閲覧ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] これは、スッゴく分かります!(≧Д≦)テストって長く感じますよね!(`・ω・´) [一言] 同感出来る!物でした!(*^O^*)
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