あ、はじめまして
僕は武田ひろみ
家から10分の三流高校に
通う高校二年生だ。
お袋はいなくて
親父は海外に出張にいっている。
いつ帰ってくるのか
わからないんだけどな。
そんな僕は教室では
だいたい一人でいる。
何故かって?
孤独が好きだからさ………………………
ごめんなさい
…嘘です。
友達を作るのが苦手なんです。
「おーい!ひろみ!!聞いてんのかぁ?」
そんな僕に話しかけているやつがいた。
こいつは斉藤修二
サッカー部で顔もいいんだが
女癖が悪いので
モテないかわいそうなやつ。
だいたい昼休みに
僕の机に弁当をもってくる
数少ない友達といえるだろう。
「だから聞いてんのかって!!」
「あー悪い。頭の中でお前を紹介してた」
「誰に!!?Σ(゜□゜)」
実にみごとなつっこみが返ってきた。
すると見知った女の子が
僕たちに話しかけてくる。
「お前ら楽しそうだなぁ。アタシもいれろよ」
「このボーイッシュな子は長嶋由里
子。僕の幼なじみだ。
由里子の親と僕の親は
僕達が生まれる前から
仲がよくて僕が小さい頃は風呂とか一緒にーーー」
「いきなりなに言ってるんだよ!?」
突然大声を出す由里子。
どうやら口に出していたらしかった。
そして
由里子は恥ずかしそうに頬を赤らめながら―――
僕をグーで殴ってくる。
普通女子はパーじゃね?
なーんて疑問もつかの間
いやぁ、それにしても痛い…
まさか教室から二十メートルも
吹っ飛ばされるなんて
思いもしないよな…。
「よっと…」
落ち着いて僕は
後ろに半回転一ひねり、
最後に前宙四回をして
華麗に着地!
…を失敗した。
うぉ゛ぉぉ!!
いてえ!折れたよコレ!てか取れたよ!
足首ある!?付いてる!?
涙目で睨むように
三階に目をやると
修二が壊れた窓を
たんたんと魔法で直している。
「ちゃんとくっつくかなーコレ」
僕の心配をしろよ!
ここで何か違和感を
皆さんは感じただろう。
そうここは
学業は三流でも
ある特殊な事における素質を持った者が集まる
超一流学校だったのだ!!
………
超一流学校だったのだ!!!
………………
あれ?
みんな信じてない?
いやホントだって
野球部は
消える魔球とか当たり前だし
サッカー部は
イナズマイ○ブンばりの必殺技
バンバンつかってるから!
化身とか出せるから!
そんなこんなで
僕は三階の教室まで
跳躍して戻る。