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桜色の約束  作者: なのの
2章
19/20

18話

久しぶりですみません、どうか少しでも楽しんで貰えますように

「う~、ドキドキします」



車窓を眺めながら1人唸っているこの国の皇太子と婚約した次期皇太子妃琴菜



「大丈夫だよ、琴菜」


「そうですか?イーツ…殿下」


「琴菜」


「…イーツ」



「うん」


そう答えるのはこの国の皇太子イーツ


琴菜は2年生イーツは3年生に通う高校生だ、琴菜は皇太子妃となるべく日本からこちらの高校に編入してきた、今日は編入する初日とあって朝からドキドキしていた.


高校に着き車から降りてイーツと共に出迎えを受ける


「イーツ殿下、妃殿下こちらへ」



「よろしくお願いします」



(やっぱり、注目浴びてる)


キョロキョロしているとイーツ殿下に話しかけられた。


「琴菜?」


「あっ、はい。ねぇイーツで…イーツ結婚してないのに妃殿下って言われるんですね?…やっぱり」


「しょうがないよ」


「そうですよね」


理事長室で挨拶をした後イーツとは別れてクラスの担任の教師と一緒にクラスへと向かう


「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ」



「はい、ありがとうございます」




「さぁ席に着いて、前に話したと思うけど日本からこられた月宮琴菜さんだ、皆も知っている様にいずれ皇太子妃になられる人だが本人のご希望があり高校にいる間はいちクラスメートとして仲良くして欲しいとのことだ」



「初めまして、日本から来ました、月宮琴菜といいます。わからないことだらけでご迷惑をおかけするかもしれませんがこれからよろしくお願いします。」



挨拶を終え、顔をあげると、これから同級生となる皆の目線が痛い、無理もないと思う。このクラスには王族が2人いるのだから、1人目はまだだけど一応私のこと、もう1人は私と目線が合うと手をヒラヒラさせているあの人……皇太子であるイーツ殿下の従兄弟のアンリ殿下



「皆さんはもうご存知だと思いますが、私はまだ皇太子妃ではありませんし、皇太子妃になるからと言って特別扱いはしないでここにいる間はどうかクラスメートの1人として接して下さい、お願いします」


先生に言われた席はアンリ殿下の前の席だった




「琴菜、よろしく」


「……アンリ殿下、こちらこそよろしくお願いします」


「アンリでいいよ」


「えっ、でも……」


「王宮じゃないしさ、ね」


「わかりました、アンリ君」


これからこの学園生活はどうなるんだろう?


不安でいっぱいになってきた。





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