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桜色の約束  作者: なのの
2章
16/20

15話


『泣かないで、僕は琴菜のことが好きだよ……だから約束だよ、約束』



(ま、まって……)



私はガバッと起き上がり自分がベットで寝ていたのに気が付いた


「夢?」


目に涙を浮かべていたのに気付き、目を擦りながら考えていると、ドアをノックする音に気が付いた。


「はい」


私が慌てて返事をするとリィナがドアを開け入ってきた



「おはようございます、琴菜様」


「おはようございます」



挨拶をした後、リィナに手伝って貰い、急いで身仕度を終えると、朝食をとるべく食堂に向かう、食堂と言っても皇太子宮の専用でイーツ殿下と私しか使用しないらしい。食堂に着くとイーツ殿下は既に席に座っていたので急いで席に着きイーツ殿下に朝の挨拶をする



「おはようございます、イーツ殿下」


「………」


「イーツ殿下?」



聞こえている筈なのにと言うか「殿下」を付けるとスルーされている気がするので慌てて言い直す


「……おはようございます、イーツ」



うわー凄い分かりやすい

、言い直したとたん機嫌が良くなってるし、すっごい笑顔で心配してくれてる


「うん、おはよう琴菜、どうしたの?眠れなかったのかな?」



「あっ、ご、ごめんなさい」


目が赤くなっていてそんなに酷いのかと思いすぐに謝った


「別に怒ってないよ、ご飯食べようか、琴菜」


「はい」


ふっと優しい笑顔を見せてくれたので私は安心して朝食を食べ始めた




イーツ殿下と朝食を食べた後、イーツ殿下は執務に向かい私は皇太子宮の中をリィナに案内されながら見てまわった。


その後、執務を終えたイーツ殿下と共に軽く昼食を食べ一休みをしたのち、約束の時間になり謁見の間にイーツ殿下と一緒に向かう、私が着てるのはイーツ殿下が選んだ物で淡いピンクのワンピースで裾に桜の花びらが刺繍されている



謁見の間の扉の前には近衛兵が2人いて、私達の姿を確認すると扉を開けてくれた


まっすぐイーツ殿下と私は国王陛下達がいる壇上へと歩いていく



「父上、母上、只今日本より琴菜と共に無事に戻りました」


「お久しぶりでございます、国王陛下、王妃様。これからよろしくお願いいたします」


さあ、ここから始まる


自分自身で決めたこと一歩ずつ進んで行こう








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