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complex  作者: カメ
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バンド組まない?

これはオリジナルです。しかもはじめてかきました。

なので文章がおかしくても生温かい目で見てください。

また、誹謗中傷はやめてください。泣きます。

パクルことはしないと思いますが、しないでください。

楽しんで読んで頂けると嬉しいです。

真夏の蒸し暑い廊下、暑さでダラケきった人混みの中をそうは一人、走り抜け


螺旋階段をかけ上がる。


目的地は―屋上―


一気に最後の階段をかけ上がるとかすかに、声が聞こえてきた。


一瞬暑さを感じない程の爽やかな、だが、凛とした声だった。


奏は、一度深呼吸をしてドアノブをまわす。


瞬間、涼しい風が体を包んだ。


屋上は緑化運動のおかげで地面一面しばふ。そして、後ろの貯水タンクの上からは涼しい歌声、


ここだけ温度が違っていた。


『ずっとここにいたい。』そう思ったのもつかの間。歌声が止まり、怒声が響いた。


「だれだ!!そこにいるのは!!」声の主に会うため、タンクについている梯子を登った。


「やっぱり、ここにいたんだねよう。」・・美しい声は一人の生徒だった。


「てめぇか、奏この野郎!!」・・・それもとびきり口の悪い。


「あいかわらず口が悪いね、陽は。結婚できないよ・・。」そういうと一気に顔をしかめて


「はっ、そんなもんするくらいなら、便座としてやる。」


「またまたぁ、(おもしろそうだけど)無理だよ、便座に戸籍はない。」


 溜息をつきつつ奏は陽の顔を覗き込んだ。


 すっと伸びた鼻、きれいな黒髪、色素が薄いみどりの目、長いまつげ


 陽は、一般的に言う。「美少年」だ。


「・・・・黙ってるときれいなのに・・」


「何か言ったかクソ眼鏡。」胸倉をつかみかかりそうな勢いで陽は奏をにらんでいた。

 

 ―そう、見た目は美少年なのだ。・・・見た目は。―


「つか、何しに来たんだ?サボりに対する説教ならそっから突き落とす。」


「そんな、無駄なことはしないよ。それにもう諦めてるよ、お前のサボり癖は。」


「そりぁ、いい判断だ。人間諦めが大切な時もある。気にすんな。」にやりと笑いつつ陽が慰める。


「お前はあきらめの連続だけどな。」奏がしれっと、毒をはく。


「なにおぅ!!!」すかさず陽が反応し、胸倉をつかんだ。


「まぁ、落ち着いて、今日は相談をしにきたんだ。」陽をなだめつつ奏がいった。


「相談?何の相談だよ。」訳が分らないといった顔の陽に向かって一言。


「陽、バンド組まない?」・・・・静まる空気、一瞬の沈黙ののち。


「はっ・・・はぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!!!!!」学校中に響く声で陽は叫んだ。


「うるさいよ陽、近所迷惑。」苦笑いしながら奏は陽に注意する。


「近所迷惑つったって、おめぇ!!おめぇ・・!・・バ・・バン・おぉまっ、」


「・・ふはっっ!・・落ち着いて、日本語おぼえてる?・・あははははっ!」


「わっ、笑うんじゃねぇ!てっ、てめぇがバンド組むとかいったからじゃねぇか!!」


いつもは、白い肌を真っ赤にさせて混乱している陽を爽やかな声でなだめ、


「ははっ、ごめんごめん、でもおもしろそうだろ?」


「そりゃぁ、おもしろいだろうけど・・」「じゃあ、する?」キッパリ「ヤダ!」


「なんで?」奏はのぞきこむようにして陽を見た。すると、いかにもうざったいという顔で。


「女がキャーキャーうるさいから。」「それは、俺に喧嘩売ってんの?」「ちげぇ。」


(・・・まぁ嫌がるのは当たり前か・・)


 陽と幼馴染の奏は陽がどれだけ人の注目を浴びてきたか


小さい頃からよく知っていた。それが原因で、陽は人前に出るのが苦手になってしまったことも。


だから、陽が授業をさぼったり、屋上にいることも理解していた。


(でもずっとこのままってわけには、いかないしな・・・)


奏はこのバンドをきっかけに、陽の人嫌いを治そうと思っていた。


「とにかく!俺はバンドなんかしない!」


「じゃあ、仕方ないな。コンクールはあきらめるか。」奏はあからさまな溜息をついた。


「!?・・・なんだよ。そのコンクールって。」


(食い付いたな(笑))


「ん?あぁ、半年後に素人バンドのコンテストがあるんだよ。それが結構規模がでかくてな。」


「ふーん・・・」興味がなさそうな陽をみて奏は切り札を出した。


「そのコンクールの優勝賞金が200万円もらえるんだよ。」


「にっ、200万!!」一気に陽の目が輝いた。


「うん、でも陽が出ないっていうんなら仕方ないn「誰がそんなこといったかバカ野郎!!」


「・・は?」


「俺はバンドをするためにこの世に生を受けたいわばバンドの申し子なるぞ!!」


「おい!なにそれ、初耳なんだけど。つか誰だよお前。」


「今、バンドの神が俺にこのコンクールに出なさいと申された!ならば出ないわけにはいかない!!」


「おーい・・もどってこーい・・」


「金のためではないが・・いや、マジで金が欲しいとかじゃないから!・・参加しようではないか。」


(・・分りやすいな、この金の亡者め。)明らかに陽の目は¥になっていた。


 奏は陽の金好きなことを知っていた、だから奏は陽を金で釣ろうとしていたのだった。


「じゃぁ、きまりだな。」「おぅ!!」


 奏の作戦にまんまと引っ掛かった陽は200万に目がくらみ、


 隣で黒くほほ笑む幼馴染にまったく気づいていなかった・・・。


「じゃあ、次は仲間を探さなきゃ、次はドラムかな。」


「まだ決めてなかったのかよ、半年しかないのに。」もう決まっていると思っていた陽は少し焦った。


「まぁね、でも半年もある、なんとかなるさ。」へらりと笑う奏に陽はあきれ顔で


「お前、アホなのか能天気なのか分んねぇわ。」すると、奏はサラリと


「アホってお前失礼だな、この学校でおれより成績良い奴一人しかいないのに・・」


「うわっ、自慢ですか!ウッッゼェ!!」


「うるさいなぁ、事実だから仕方ないじゃn「全校生徒のみなさーんここに重度のナルスィがいまーす

 

大変自意識過剰ですので近づかないそうにしてくだs「うるせぇ!!」


・・・・こうしてグダグダとしながら二人はバンド結成の第一歩を踏み出した。








これは、自分の完全妄想小説です。

奏のモデルは知人です。勇者か!と思えるくらいのキザ男です。

超面白いです。周りのドン引きっぷりが、

それでも親しまれてるってすごいですね。


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