表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あおぞら

作者: starship7

むかし男の子がいました。


 


男の子は青空が大好きでした。


 


ある日男の子は青空の色をした半ズボンを買ってもらいました。


 


その半ズボンはほんとうに透き通った青空の色をしていました。


 


男の子はいつもその半ズボンをはいていました。


 


いつでもどこでも青空の半ズボンはその男の子といっしょでした。


 


大好きな青空がいつもいっしょなのです。


 


 


やがて男の子は大きくなり、青空の半ズボンは小さくなりました。


 


それでも男の子はその青空の半ズボンをはいていました。


 


そして青空の半ズボンはすり切れてとうとう小さな布きれになってしまいました。


 


若者になった男の子はそれでも毎日その小さな布きれを見つめていました。


 


ある日男の子の手を取って女の子がいいました。


 


わたしをみつめて。。


 


男の子はその女の子を見つめました。


 


そしてその子の瞳の中にいつもの青空を見つけたのです。




 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ