表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼なじみは龍でした  作者: 犬丸
別世界編
70/81

第七十話◇

ーカノンsideー


身体が重い。


頭が痛い。


眩暈がする。


ポタポタと血が滴る。


けど…


まだ戦える。


「……。」


相手も距離を縮めようとしない。


なら、こっちから行ってやる。


一気に踏み込んで距離を詰める。


「おおおおお!!」


鋭い金属音が再び響く。


「力だけでは…私に勝てないと…」


「言ったハズですが!!」


俺の剣が弾かれるが、横に振られた剣を伏せて避ける。


「なにっ…!?」


「んな事…」


「分かってんだよっ!!」


下から炎を放つ。


「くっ…!」


けどギリギリで燃え上がった炎を避けるバルド。


炎は天井にぶつかって消えた。


これも…避けられたか…。


ガクッと膝が地面につく。


「…今のは、危なかったですね。」


「…うっせえ。」


「終わりにしましょう。カノン様。」


…まだだ。


「…まだ、終わりじゃねえよ…。」


「?」


俺の声に首を傾げるバルド。


「俺の攻撃はワンパターンっつたよな?だから…俺も考えたんだよ。」


「…まさか。」


俺の視線を追ってバルドも天井を見る。


さっき崩れたせいで穴が開いている天井。


「あの穴の周りはさっきお前が魔力を抜いたから脆くなってんだろ?」


「では先ほどの炎は…」


「当たったら当たったでそのまま倒そうと思ったんだけどな。」


ニッと笑ったその瞬間。


ビシビシッと音がして天井に亀裂が走る。


「落ちろっ!!!」


俺の怒鳴り声と共に天井が崩れ瓦礫が落ちる。


「っ…!!」


だがバルドの足下から土が現れ、ドームになってバルドを瓦礫から守る。


でもバルドが油断した瞬間を俺は見逃さなかった。


「おおおおおおお!!」


土を斬ってドームの中に侵入する。


「バルドォォォ!!!」


そしてガードが遅れたバルドを袈裟懸けに斬り倒す。


「ぐ…ああああ!!」


悲鳴をあげて膝をつくバルドの前に立つ俺。


…こいつを、倒せば全部終わる。


「か…カノン様…。」


「何だよ。最期に何か言いたい事でもあんのか!?」


吐き捨てる俺にバルドが傷口を抑え、苦しそうに言った。


「お逃げ下さい…ッ!!」


「…は?」


こいつの言っている意味が分からない。


そこに突如響く声。


「ふぅん。最期に少し洗脳が弱まったんだ。」


声のする背後を見ると。


さらりと揺れる長い青の髪。


「でも残念だったね。」


「…もう遅い。」


俺に剣を振りかぶった人物は…


「………兄貴?」


死んだ筈の兄貴だった。


「カノン様ッ!!!」


バルドの叫び声が響いた。




はい。作者でございまーす。


簡単には終わらせませんww


鬼とでも悪魔とでも言って下さいwww


あ、カノンのお兄さんの名前はミズキです。


~ミズキ~


身長175~180


髪 腰くらいまでの長髪。縛ることもない。髪の色は青。


瞳 青色。


少しずつこの話も終わりに近づいて来ますね。。


最後までお付き合いお願いします。













おまけ

~従者の会話~


ガ「…何故私が貴様と会話しなければいけない。」


ジ「おや?私に対しては口調がガラッと変わるんですね。」


ガ「当たり前だ。貴様なんぞに敬語など寒気がする。」


ジ「ははは(笑)嫌われてますねぇ~。」


ガ「私は貴様が嫌いだ。」


ジ「私も貴方が嫌いです。」


ガ「………(怒)」


ジ「………(余裕)」













ジルクとガイクの会話でした。


ガイクはガラッと口調が変わればいいww


そしてお互いに毒を吐き合えばいいwww←





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ