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第七話◇
ちょ…ちょっと待ってよ!!
こんな住宅街で…
「何で剣!?」
月の光に鈍く光る剣は刃が両側についていて私が立ち止まらなかったら確実に怪我をしていた。
思わず剣が飛んできた方向を見ると…
「ケタケタケタ…」
「…カカシ!?」
あまりここらへんでは見ないカカシが家の屋根に立って不気味に笑い声をあげてた。
しかも一人(?)では無い。
何人もそれぞれ違う屋根の上に立っていた。
その手にはさっきのと同じ剣が握られている。
「メイレイ…メイレイ…ヒナタ…ヒナタ…コロス…コロス…」
剣を投げてきたカカシが喋り出す。
「っ!!」
その声があまりにも不気味で私は家に向かって逃げ出した。