第三十話◇
「話を戻すぞ。俺達兄弟の教育係としてバルドが選ばれたんだ。」
カノンの教育係か…大変そう。
「まぁ…それなりに良い奴だった。」
そっぽ向いて言うカノン。
「でも変な事を報告した奴がいたんだよ。」
「変な事…?」
「『バルドが反乱を起こそうとしています。』ってジルクがな。」
「ジルクが…!?」
でも何で!?
「当時ジルクとバルドは親父の側近っていう立場を狙う者同士だったんだな。」
「国のみんなはバルドが親父の側近に選ばれたのを逆恨みしてんだってジルクを相手にしてなかったんだよ。」
そうなんだ…。
「でもジルクは親父からの信頼されてたからな。親父はジルクと相談してもしもの事があった時に対抗できる様に俺をお前のいた世界にとばしたんだ。いざと言うとき異世界の魔力を頼れる様にな。」
「ちょっと待って!カノンは生まれたときからあっちの世界にいたんじゃないの?」
私はずっと一緒にいた記憶しかないんだけど…。
「それにジルクが言ってた事と全然違うし…。」
「お前は覚えてねーかもしんねーけど実際あっちの世界で暮らし始めたのは俺が5歳の時からだ」
「ジルクが言ってたのは表向きの理由だ。本当の話はこっちなんだよ。」
表向きって…。隠すことないじゃない。
「…ジルクが言った事は本当だった。」
「じゃあ…。」
「俺が10歳の頃いなくなった時があったろ?」
確かにあった…。お母さんも心配してたっけ。
「その時だったんだ。バルドが反乱を起こしたのは。」
「たまたまこっちの世界に戻ってきてな。」
でも…。
「カノンのお父さんはどうしたの?対抗したんでしょ?」
「殺された。」
「え…?」
「食事に毒を盛られてな。お袋もそれ食って死んだ。」
淡々と話すカノン。
そんな…。
「最期までバルドと戦ってたのは兄貴だったんだ。」
「兄貴は最期にバルドと刺し違えて死んだ。バルドもそれで死んだハズだったんだ…。」
「でも違った。」
遠い所を見て言うカノン。
「あいつは生きてた。そして今はデルトの国王だ。」
「そんなのって…」
報われな過ぎるよ…。
「…だからこの話は嫌なんだよな。」
「…ごめん」
「謝るなよ…。」
「もう…終わったんだ。」
風が吹き抜けた。
はい。
怜でございまーす(`・∀・)
カノンの過去が明らかになりましたねー。
もうガンガン進んで行こうと思います。
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
おまけ
火「なんか今回もおまけつくらしいぞ。」
日「へー。」
火「興味無さげだなお前(笑)」
日「いやー前作見てないからわかんないのよ。おまけってものが。」
火「確かになー…。」
日「あれ?なんかこんな所に手紙が…。」
『幼なじみは龍でしたの二人へ。
おまけでは適当に話していてくれ。
本当に適当でいいですから(笑)
例えば裏設定とかな。
私達裏設定なんて話してましたっけ?
忘れた。
…ですよね~。
まあ他愛ない話しでいいらしい。後は頼んだ。俺は寝るぞ。
ちょ…!先生寝ないで下さい!!ではお二人とも頑張って下さい!!
狼&狐』
日「…だって。」
火「?」
日「一応アドバイスなんじゃない?」
火「裏設定か…。」
日「好きな物…とか?」
火「あー…俺?」
日「うん。」
火「唐辛子。」
日「………マジ?」
火「マジ。」
日「ええぇぇぇ…。」
狼と狐さんは誰か分かりますかね?(笑)
カノンは唐辛子が大好きな人です(笑)
まあぼちぼちやっていきたいと思います。。