恋から愛へ
蒼志と優季は別れてしまう・・・が・・・
蒼志の心の奥底にはやはり優季がいた。やはり忘れる事が出来ない。
蒼志は桜の木の下へ行こうと歩いていた。桜の木の近くに来たところで蒼志の足が止まった。
なんと目の前に優季がいた。状況がつかめない。優季も何が何だかわからない感じだった。
蒼志はぎこちなくあいさつを交わす「よ・・う」「っよ・・・」そして「どこ行くの?」蒼志は問いかけた。優季は・・・「桜の木見に来た。蒼志は?」「オレも・・・」そっかと言った優季はニコッと笑い「一緒に見よー」やっぱり諦められるわけない・・・蒼志は思い優季と並んで木の下に座った。
優季が口を開いた。「やっぱり忘れられんわ・・・」・・・・蒼志は何も言う事が出来なかった。
「でもびっくりした優季こっち来てたの?」優季は「うん今日着いた。」
蒼志は落ち着いたから聞いてみた「誰が忘れられないの?」優季は照れたしぐさを見せながら「蒼志・・・」ポツリと言った。蒼志の頭には疑問があった「優季が別れよって言ったんじゃん」
それからなぜ別れよって言ったのかいろいろと聞いた。聞いた話によると優季は蒼志との遠距離恋愛に限界を感じたらしい、だからわざと蒼志を怒らせ別れのきっかけを作ったと言っていた。蒼志はうれしさでいっぱいだった。優季は「ゴメンね・・・」といって蒼志の唇にキスをした。そして蒼志の腕の中に入って「大好きだよ・・・今でも・・・ずっと」蒼志も「オレも大好きだよ」といってそっと腕を優季の背中にまわした。
次の日から蒼志は桜の木の下にほぼ毎日と言ってもいいほど行っている。蒼志は蒼志と優季を引き合わせた桜の木の下がよりいっそう好きになった。
学校で紅に桜の木の下で優季と会った事全てを話した。
それから蒼志と優季の間にはより一層強まった愛が生まれた。もう絶対離さない。ずっともう好きじゃない・・・愛してる。そんなレベルにまで達している。
そして蒼志は高校3年になりまた大学受験の時期がやってきた。蒼志は優希の近くに行くため、東京の大学に行くことになっている。勉強はやっぱりしなきゃいけない。優季のために。
全ては優季のために・・・・