新たな進展・・・
蒼志は優季とクラスが別れ、喋る機会が少なくなっていく・・・
蒼志と優季の間には少し隙間ができたようだった。
クラスが別れたばっかの時は電話も少々していたがだんだん少なくなっていった。
そして電話もなくなった。ある日優季に電話をした。優季が電話に出た。「もしもし」「オレやけど」
いつもどうりの声が聞こえてくる。「あんさー返事まだ?」あんまりあせらせるのはよくないと思いつつも待ちきれなくて聞いてしまった。優季は「今考え中なのーーーもうちょっと待って・・・」
「真剣に悩んでくれてる?」蒼志は思い切って聞いてみた。「うん・・・もちろんー嫌いだったら即振ってるよ」蒼志はホッとした。よかった真剣に考えてくれてる・・・「そっかーありがと」そして久々にまた電話での世間話が続いた。やはり楽しい時間は風のように早く過ぎ去った・・・
次の日、朝礼があった。座った時に優季は近くにいた。そこでも楽しく喋っていた。
付き合ったらもっと楽しんだろうなーーそんな事を思いながら喋っていた。
家に電話がかかってきた。優季だろそう思いながら電話に出ると、違った。優季ではなかった。
クラスが一緒の花形柚弥だった。柚弥はカワイイ顔立ちをしており穏やかな性格で、
頭がよくとても優等生だった。そんな子がオレに何の用だろう・・・「どした?」蒼志は問いかける。
柚弥は「話があって電話しました。」とても丁寧な口調だった、「なに?」蒼志は普段どうりの口調で対処した。「実は・・・蒼志君のことが好きになって。・・・」蒼志は驚いたまだ出会ってまもなく
話も少ししかしてないのに・・・「そうなんだ・・・」柚弥は「だから付き合ってくれませんか?」
蒼志は迷うことなんてなかった。「ゴメン・・・オレ好きな人居るから・・・・ホントゴメンな・・・・」柚弥は戸惑っていたが冷静さを保ち「そうですか・・・」言葉の口調は変わってなかったものの。柚弥の悲しんでる感じがすごく伝わってきた。
今日は優季に電話をした。「優季?今日さー柚弥に告白された」「エ・・・マジで?で・・・どうした?」蒼志は「マジでーどうしたって・・・・断ったにきまってんだろーオレには優季がいるだろー」
優季はうれしそうに「ありがと」優季は続けた「こんなに優しくしてくれたの蒼志だけだよ・・・」
蒼志は「あたり前だろ大好きだもん」自分の気持ちの大きさを優季に伝えた。優季は・・・・「ふっふっ」笑った蒼志は「何で笑うだよ」優季はうれしそうに答えた。「最初さ蒼志好きって一言言うのにかなり苦労してたのに・・・今では余裕で言ってんじゃん」
「蒼志・・・・」「何?」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・「決めた・・・・」優季の一言が心の中に響いた。