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予言蝉


動画を見終えた僕はその場で放心しました。


ストッパーが働いて巻き取り機がガクンと音を立てて止まると、男性は逆光の中でゆらゆらと揺れていました。

背後のカーテンが風ではためき、吊るされた男性の背後で金色の日差しが煌めいている様は、ゴンジキ様を後方に背負った逆さ吊りの女そのものです。


ここまで僕の調査結果をご覧になった皆様にも、分かったことと思います。

そうです。予言ゼミはセミナーなどではなかったのです。


予言ゼミの正体は〝予言蝉〟で、恐らくソレは頭部を地に向けた逆さまの姿を取っているのです。

それが〝逆さ吊りの女〟の正体なのではないでしょうか?

つまり逆さ吊りの女とは蝉様のことで、櫻子氏の失踪に繋がっている怪異とはこの蝉様なのではないでしょうか?


気味の悪いことに、昨夜から季節外れの蝉の声が聞こえています。

カナカナカナカナカナカナカナと、ヒグラシが真夜中に鳴くのです。

それは決まって、裏手の山奥から聞こえてきます。

確かに、ここ数日、二月にしては異常に温かく、道路に備え付けられた電光掲示板は二十二度を示していました。


けれど、蝉が羽化するような気温では断じてありません。

それに、オヨメには聞こえていない様子でした。

過敏になった僕が悪夢を見ているだけでしょうか?


続きを調べるのが恐ろしいです。

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