前へ目次 次へ 101/104 金神の滝へ タクシーの運転手さんに金神の滝の住所を告げると、彼は怪訝な顔で僕たちの方を振り返りました。 無理もありません。日はすでに傾き始めており、道中は結構な登山道になるような場所です。 それでも運転手の男性は何も言わずに車を発進させてくれました。 房総半島の豊かな森に影が差し始めます。 辺りは美しい景色から不穏な景色へと姿を変え始めました。 無言でタクシーに揺られていると、ピロンと通知音が鳴って、櫻子氏からの動画が送られてきました。