表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

第3話 ワンダー大国 お金



 とても大きな国ーーワンダー大国にはかつて大きな樹が何本もあった。


 しかし、今は枯れてしまい、葉っぱも見つからない。


 それらの大樹は、ワンダー大国になくてはならないもので、国を豊かにするエネルギーを分け与えてくれる存在だった。


 しかし、国民はその優しさに慣れきってしまい、甘えてしまっていたのだ。


 国民は、エネルギーの蓄えられた大樹の枝や葉っぱをどんどん売って、お金をかせいでいた。


 ワンダー大国はとてもお金がない時代があったため、その方法で危機をしのぐ事を考えた当時は、仕方のない事だと言われていた。


 しかし豊かになっても国民は、大樹の一部である枝や葉っぱを売る事を、やめられなくなってしまったのだ。


 人々はまだお金がほしい、ほっと豊かになりたいと考え、将来の事まで想像できなくなっていた。


 その結果、大樹は枯れはててしまったのだ。


 大樹はもう戻らない。


 ワンダー大国は、どんどん国の力をなくして、やがて滅亡してしまったのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ