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Day 1 魔王討伐初日

面白い小説読んでたら、私も作りたいっ!って思って書いてみました。勢いで書いたので勢いで読んでください。

「おい、来てやったぞ魔王サシス。我が名は藍雨あいう。いざ勝負!」

「フッ、ふざけた名前だなお前。いいぞかかってこい。」


 ふざけた名前はお互い様だ、と勇者パーティーの絵尾えお柿苦かきく家来けこは思った。


 しかし、相手はこれでも魔王。そんなことを気にする余裕は無い。


「な、なんだこの力はっ!」「うわああっ!」「お、俺は逃げるぞっ!(最低)」「ごめんなさい許してっ!」


 決して変な名前に気を取られてはいないのだが藍雨たちのパーティーはあっという間に全滅させられた。


 力尽きるまでの間、藍雨は仲間たちの悲鳴を聞くことしかできなかった。おそらく、殺されてしまったのだろうか。


「勇者だけはとっておけ。そいつは次期魔王として継いでもらう。」

「なぜ勇者なんかを次期魔王に?」

「魔王、モテなくて子孫残せそうにない。血を継げば問題ないだろ?実はな、あいつは前魔王の子孫なのだ。」

「なぜ人間側にいたんです?」

「城前にちょっと置いといたら、拾われててな。なんか名前もつけられてて嬉しそうだったし、奪い返せなかった。」


 魔王の事情を少し学んだ間に藍雨が目を覚ました。


「ん…ここは…?」

「ここか?地下牢…と言いたいところだが地上の牢屋だ。」

「くそっ…どうせなら地下牢がよかった!」


 そんなことはどうでもいい。ここはどうやら魔王城の牢屋。頑丈な壁で覆われている。格子も破れそうにない。


「なるほど…剣も奪われてて魔法も使えない特殊な空間で閉じ込められてしまったわけだな!?」

「フッフッフッ…その通りだ。」

「ああ。…その通りだ。」

「うん…。」

「そうだな…。」


 しばし沈黙がつづく。見張りは2人。名前はセソとタチツだ。驚く程にどこの親もネーミングセンスが同じかつてきとうだ。しかし、2人は相当な戦力の持ち主で捕まる前でもかなり苦戦するだろう。


 コミュニケーションに苦戦していた時、セソが口を開いた。


「おい、仲良しごっこはここまでだ。」

「いや、そんなに仲良しでもなかったが。」

「うるさい!いいか?このまま楽に生活できるとでも思ったか?」

「アッアッアッ!ついにお楽しみタイムかい?」


 タチツの引き笑いに気を取られそうになったがお楽しみタイムが気になる。


「なんだ?そのお楽しみタイムってのは。あ、変な気起こすなよ?あなたタイプじゃないんで。」


 違う。


「勇者の強さが復活しないように常にどこか痛めつけなければならないのだ。」

「なに!?やめろ!」

「大人しくしろよ?アッアッアッ!」

「くっ!くそっ!」

「絶対逃げ出してやるーっ!」


 勇者は魔王城から脱出し、無事に帰れるのか!?

読んでくれてありがとうございます!

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