「そして、涙は海になった」略称：ティアシー

海べりの自由奔放な世界、セントラルシティ
内陸部にあるストイックな世界、ベリエルグ
両者の大きな違い、世界の根底的な成り立ち
つまりすべてが電脳化されていると教えるか
住人たちが世界の真の姿を理解しているのか
近傍世界群における現実世界での資源の争奪
電脳世界を維持する世界同士の対峙が存在し
別世界ダイバーたちがお互いにしのぎを削る
エリィ、ザヴァくん、ティムっちゃんに加え

別世界側から来た参謀のパブロフの四人組と
神出鬼没の疾風のシャール、怒涛のヴェネス
迅雷のドラン、別世界のガーディアン三人衆
セントラルシティの管理ＡＩデイドリーマー
対するは、ベリエルグの管理ＡＩ不可知領域
ティムっちゃんは古王ティムール・レンクで
やり残したからザヴァくんの脳内に転生した
依然として存在する大義に忠実に従う戦士か
あるいは、真の自由を手に入れる戦士なのか

助手のエリィの魅力に絆され、ザヴァくんは
その答えを選ぶときが近づくのを感じている
悠久の旅路へと繋がることを願いながら生き
刹那の泡沫でありながらフラクタルでもある
彼らの旅路がここにある。遠未来に存在する
何もかもを繋いで。泣きながら。笑いながら
何もかもが礎で、だからこそたどり着くのだ
「そして、涙は海になった」略称：ティアシー
ザヴァツキ・クリストファー・オブイェークト

著者の自伝的な作品だとのもっぱらの噂だが
音の出るおもしろいウサギはつぶやいている
深夜のＴＬでさも自信ありげにどや顔をして
ヒロインがかわいいんだから、世界が救われ
ないはずがない。おいでよＥＮＦＵＴＵＲＥ
彼らの旅路がどうなるのか目が離せないなら
いわくつきのサーガを紐解いてみるのもいい
物語は世界をどんな風にでも定めるんだって
彼はいう。覗いてみようじゃないかロマンを

★２０２２／０７／１６ 日間空想科学〔SF〕ランキング １３位獲得

※「カクヨム」および「ティアシー公式」との重複投稿です。