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競馬好きの独り言  作者: 秋山如雪
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第75話 最強の牝馬ランキング

 最近でもないけど、ウマ娘の影響があり、競馬好き人口が増えているのはいいんですが、何でもかんでも「女」(娘)にするのは、どうなの? って個人的には思うのですが。牡馬の意味ないじゃん! って思うんですよね。

 むしろ牡馬と牝馬がいるから、競馬は面白いんじゃないの? と。


 では、競馬界において、女(牝)が男(牡)に勝ちまくった、つまり「男勝りな女傑」ランキングをやってみようと思いまして。


 以下、今回の基準です。


①牡馬混合のGⅠを勝っていること

②牡馬を圧倒した感がある牝馬

③1980年以降の活躍馬

④重賞以上の牡馬混合戦で、何頭の牡馬GⅠ馬に勝ったか

⑤地方・海外レースは対象外

⑥( )内は主に撃破した牡馬GⅠ馬


 今回は、多いのでトップ10まで入れます。


10位 スイープトウショウ(テレグノシス、ダイワメジャー、アドマイヤマックス、ゼンノロブロイ、タップダンスシチー、ハットトリック)


 いまいち影が薄い感じがするのは、当時はまだ牝馬で強い馬があまりいなかったから。その中でも39年ぶりに牝馬で宝塚記念を制覇してます。名牝です。


9位 エアグルーヴ(ジェニュイン、バブルガムフェロー、タイキブリザード、スペシャルウィーク、メジロブライト、シルクジャスティス)


 今でこそ強い牝馬は珍しくないですが、90年代後半当時はまだまだ少なかった時代。それなのに、勝ちまくった「女帝」、エアグルーヴ。しかも当時の世代にはスペシャルウィーク、バブルガムフェロー、メジロブライトなどがいたのに勝っているなど、その存在感、インパクトが大きかったかな、と。


8位 ダイワスカーレット(ダイワメジャー、メイショウサムソン、アサクサキングス、ドリームジャーニー、ディープスカイ)


 名牝、ダイワスカーレットがこの順位なのは意外かもしれませんが、そもそも活躍期間が短いのと、牡馬混合のレースにあまり出ていないため、という理由です。ただ、牝馬レベルとは思えないほど、恐ろしく強い馬だったのは間違いないでしょう。


7位 リスグラシュー(キセキ、スワーヴリチャード、アルアイン、レイデオロ、フィエールマン、サートゥルナーリア、シュヴァルグラン)


 牡馬混合で勝った重賞レースで言えば、2019年の宝塚記念と有馬記念だけなんですが、特に有馬記念の強さが光ってます。アーモンドアイ、サートゥルナーリア、キセキなどを撃破して勝ったことが強い印象を残しています。もう少し現役が長かったら、上位に来てたでしょう。


6位 ウォッカ(ヴィクトリー、ドリームジャーニー、ディープスカイ、メイショウサムソン、マツリダゴッホ、スクリーンヒーロー)


 名牝ウォッカがなぜこの順位にいるかと言えば、簡単です。同世代の牡馬でGⅠを制覇した馬が少なかったからです。同世代のライバル、ダイワスカーレットより長く現役を続けたのに、この順位なのは少し残念ですが、それでも日本ダービーを牝馬で64年ぶりに制した実力を考えると、順位以上のインパクトがありました。


5位 クロノジェネシス(キセキ、マカヒキ、ワグネリアン、ブラストワンピース、タイトルホルダー、ダノンプレミアム、グローリーヴェイズ)


 ラヴズオンリーユー、グランアレグリア、アーモンドアイなど強い牝馬がいた世代にも関わらず、2020年から2021年まで宝塚記念、有馬記念とグランプリ3連覇をしているのがやはり強い牝馬という印象が強い彼女。個人的には「名前がカッコいい」と思う馬ですけどね。


4位 ジェンティルドンナ(オルフェーヴル、トーセンジョーダン、エイシンフラッシュ、フェノーメノ、ゴールドシップ、エピファネイア)


 中央競馬史上、最も「上下の世代を圧倒した」とも言える馬で、ゴールドシップ、フェノーメノ、ジャスタウェイなどがいたにも関わらず、ジャパンカップや有馬記念に勝っていることももちろん、史上4頭目の牝馬三冠など、まさにあっぱれな成績を残しています。


3位 ブエナビスタ(ドリームジャーニー、ジャガーメイル、ローズキングダム、エイシンフラッシュ、ヴィクトワールピサ、オウケンブルースリ)


 牡馬混合のGⅠ勝鞍は、ジャパンカップと天皇賞秋の2勝のみですが、差し・追い込みの脚質から、惜しくも2着・3着が多かったのですが、それ以上に強さを感じさせた馬でした。


2位 グランアレグリア(インディチャンプ、アドマイヤマーズ、グレナディアガーズ、ミスターメロディ、ペルシアンナイト、セイウンコウセイ)


 実力的には、1位の馬とほとんど差はないと思っています。というのは、彼女が出走したのはマイルからスプリント。つまり、この距離ではGⅠを勝った牡馬があまり参戦してなかったというのが理由です。それでいてこの成績なので、いかに彼女が強かったかということです。


1位 アーモンドアイ(キセキ、スワーヴリチャード、シュヴァルグラン、マカヒキ、ダノンプレミアム、フィエールマン、コントレイル)


 やはり1位は彼女になりますね。牝馬三冠制覇はもちろん、圧巻のレコード更新の2018年のジャパンカップ、三冠馬3頭が出走した2020年のジャパンカップ制覇など、さらに芝GⅠを歴代最多の9勝など、挙げればキリがないほどの成績を残しているので、間違いなく最強牝馬どころか、最強馬の1頭でしょう。


番外編 ヒシアマゾン(ナリタブライアン、ライスシャワー、レガシーワールド、マーベラスクラウン)


 有馬記念やジャパンカップに勝ちきれなかったことから、順位に入ってませんが、そもそも強い牝馬がほとんどいなかった時代においては、強烈な印象を残した馬でした。


 ということで、男女平等が叫ばれる現代。

 女性(牝馬)でも、男性(牡馬)を圧倒したというランキングでした。


 ウマ娘は基本的に全員女だから、女性(牝馬)がクラシックに出るのがそもそもおかしい気がするんですけどね。「全員、ウォッカかよ!」ってツッコミたくなります(笑)

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