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競馬好きの独り言  作者: 秋山如雪
57/122

第57話 ブロンズコレクターたちに捧ぐ

 先日、ナイスネイチャが亡くなったそうですね。35歳。

 馬の平均寿命は25~30歳と言われています。なのに35歳! 超長寿ですね。


 お疲れ様でした。天国でゆっくり休んで下さい。


 昨今、ウマ娘の影響もあり、人気になりましたが、過去の競馬史を見ると、ナイスネイチャのように、「勝ちきれない」いわゆるブロンズコレクターたちがいっぱいいました。


 ナイスネイチャ以外の例を挙げると。


 ステイゴールド。

 サンデーサイレンス産駒らしく、気性が非常に激しい馬で、関係者を困らせたとか。この馬も、勝てなくて勝てなくて、それでもファン人気は高かった馬。その競技人生の中で、50戦も戦った最後の最後。50戦目の引退レース、香港ヴァーズ(GⅠ)で1着。ドラマでもなかなかないような、感動的な勝利を挙げて、「有終の美」を飾っています。


 キングヘイロー。

 超良血で期待されながらも、勝てず、10回もGⅠに挑み、負け続け、11回目でGⅠ奪取。同期にスペシャルウィーク、セイウンスカイ、グラスワンダー、エルコンドルパサーなどの強豪がいたからという不運もあります。


 メイショウドトウ。

 完全に、同期にテイエムオペラオーがいたからでしょう。彼がいなかったら、恐らくメイショウドトウはもっと勝てました。結局、ひたすらテイエムオペラオーに負け続け、2着を繰り返し、5歳の宝塚記念でやっと1着。


 他にも探せばいくらでも、ブロンズコレクターやシルバーコレクターがいるので、省略しますが。


 圧倒的に勝ちまくった馬よりも、こういう「勝ちきれないけどがんばった」馬に目が行くのは、日本人的な「判官贔屓」から来る感情なのかもしれませんね。

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― 新着の感想 ―
[一言] 現役ではディープポンドとダノンベルーガは強いのに勝てない時代に恵まれなかった馬ですね 来年の大阪杯や春天でG1勝利を
[一言] 昭和に産まれ、平成を走り、令和にウマ娘になったあなたは時代そのものでした 今は只安らかに眠って下さい
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