第54話 ウマ娘 ROAD TO THE TOPについて
もうすぐ公開されるそうで、楽しみです。早速、PVを見てみました。
1期はスペシャルウィーク、2期はトウカイテイオーが主人公みたいな感じでしたが、今回はナリタトップロードですね。
確かに素材としては面白いかもです。
ナリタトップロードは、皐月賞を3着、日本ダービーを2着、そして菊花賞を1着、とまさに「順番にトップに」上がって行ったという特徴があり、物語として描くには相応しいのかもしれません。
いまいち勝ちきれなかったのに、人気がありますからね。
物語として描くなら、圧倒的に強すぎるテイエムオペラオーは、主人公としては面白くなくなるので。
その意味では、そのテイエムオペラオーに負けまくって、2着ばかりだったのに、宝塚記念で勝った、シルバーコレクターのメイショウドトウも面白いと思いますけどね。
日本人は「判官びいき」が多いからか、「大成功した」人(馬)より、「苦労して勝った」方が注目を浴びやすいというのがありますけどね。
まあ、もっともいくら時代の流れとはいえ、「何でもかんでも牝(女の子)にする」ウマ娘には、少し疑問を持っているんですが。
何しろ、「一生に一度のクラシック」と言ってるけど、牝馬(女)なら、どっちかというと桜花賞、オークス、秋華賞の牝馬三冠じゃないとおかしい、と思ってしまうわけで。
つまり、全員女のウマ娘なら、もはや牝馬クラシックの価値がわからない状態になってるわけですね。
エアグルーヴみたいに、最初から牝ならわかりやすいですが、競馬を知らない人には、全員牝馬に思われてしまいそうで、怖い。
まあ、結局見るとは思いますが。
ディープインパクトが、馬主の関係で出てこない以上、その世代は描けないから、仕方がないと思いますが。
というか、一体いつまで描くつもりでしょうか、ウマ娘。
私の好きな、ブロードアピールとか、カネヒキリとか、出てきてない気がしますし、競走馬は多すぎるから、難しいでしょう。
地方競馬なんか、全然対象にもなってないし。
「岩手の魔王」トウケイニセイを出してほしいんですが(笑)。