第5話 オニャンコポンほか
競走馬には、たまに非常に変な名前の馬がいます。
私が知ってる限り、「フリーザ」、「ジーカップダイスキ(Gカップ=重賞を取るという意味らしいけど、絶対スケベな方に考える)」、「アスカクリチャン(これもエロいけど、牡)、「アイーンベル(志村けんさん所有の馬)」などなど。
まあ、ネタなんでしょうね。大抵、珍名馬は勝てないけど。
そんな中、今、もっとも注目の馬、それがオニャンコポン!
別に、猫に関係してるとか、おにゃん子クラブ(古い!)とは関係ありません。
名前の由来は、アフリカのガーナやコートジボワールで使われる、アカン語で、「偉大な者」。確か、「進撃の巨人」の同名キャラから取ったとか。
ふざけた由来ではなく、カッコいいはずの由来が、日本語の語感から、なんだか可愛らしい響き。
でも、牡です。
しかも、ただのネタ馬ではないです。新馬戦から2連勝!
去年のホープフルステークスで賭けましたが、残念ながら11着。
ただ、その後の京成杯(G3)では、それまでの先行策から一転し、中団で控えて、3〜4コーナーでは10番手まで落ちるも、直線に入ると、大外から豪快な差し切り勝ち。
そのまま皐月賞には出る予定。ネタで賭けますが、実際には速い馬なのかも。
ちなみに、日本の競馬ではよく、「上がり3ハロン(ゴール前の600メートル)」のタイムが重要視されますが。
上がり3ハロンタイムを重要視するのは、日本だけで、海外ではあまり重要視されていないとか。
競馬においては、人間の陸上競技同様に、ラップタイムも重要視されますが、上がり3ハロンは競馬特有の指標。
まあ、結局は競馬も、いかに速くゴールするかが一番重要なのは、変わらないわけですが、そのために、「逃げ」、「先行」、「差し」、「追い込み」という脚質に分かれます。
かつては、ツインターボようなネタ馬から、サイレンススズカのような、驚異的な逃げ馬がいましたが、最近はあまり見かけず、差しばかりの気がします。
唯一、面白いのは「令和のツインターボ」と呼ばれる、逃げ馬、パンサラッサ。
2021年、G3福島記念では、1000メートルのタイムが、57秒3という驚異的な速さで勝ち、2022年、G2中山記念でも、1000メートルのタイムが、57秒6で勝利。
まさに、ツインターボの七夕賞やオールカマーを彷彿とさせますが。
すごいのは、そこから海外に行き、ドバイターフ(G1)を勝利!
ツインターボは、G1は勝ってないから、越えました。
逃げ馬に、何故かロマンを感じるのは、競馬好きならわかるかもしれません。
これからもパンサラッサに注目。ちなみに、父はスプリントからマイルに強かった、ロードカナロア。父の父がキングカメハメハ。母の父は、モンジューなので、血統は悪くないのです。
ではまた。また夜中に帰宅です。