第47話 海外に挑んだ馬たち
またまた久しぶりになってしまいましたが。
パンサラッサがサウジカップを制したという驚きのニュースが入ってきたので。芝のドバイターフだけでなく、ダートのサウジカップに勝利。
しかも、日本馬として史上初めて世界最高賞金を誇るサウジカップに優勝したことで、一気に歴代3位くらいの獲得賞金額を手にしたとか。
彼のように、「日本で勝てなくても海外で勝った」、あるいは「日本でも海外でも勝った馬」というのが、過去にいっぱいいます。
古くは、1998年。フランスのモーリス・ド・ギース賞を制したシーキングザパール、同じくジャック・ル・マロワ賞を制したタイキシャトルが有名。
しかし、日本馬にとって、欧州の芝は、合わないため、なかなか勝てませんでした。
あの最強馬、エルコンドルパサーでさえ、凱旋門賞に惜しくも2着。でも、私の中では今もエルコンドルパサーが最強馬です。
それはともかく、香港やオーストラリア、アメリカ、ドバイあたりは日本の馬にも合うらしく、そこで勝った馬は数多くいます。
代表的勝った馬の例を挙げます。
・モーリス・ド・ギース賞 (フランス) シーキングザパール
・ジャック・ル・マロワ賞 (フランス) タイキシャトル
・香港ヴァーズ(香港) ステイゴールド、サトノクラウン、グローリーヴェイズ、ウインマリリン
・香港カップ(香港) アグネスデジタル、ウインブライト、ノームコア、ラヴズオンリーユー
・香港マイル(香港) エイシンプレストン、ハットトリック、モーリス、アドマイヤマーズ
・クイーンエリザベス2世カップ(香港) エイシンプレストン、ネオリアリズム、ウインブライト、ラヴズオンリーユー
・アメリカンオークス(アメリカ) シーザリオ
・ドバイシーマクラシック(ドバイ)ハーツクライ、ジェンティルドンナ、シャフリヤール
・メルボルンカップ(オーストラリア) デルタブルース
・ドバイワールドカップ(ドバイ) ヴィクトワールピサ
・香港スプリント(香港) ロードカナロア、ダノンスマッシュ
・チャンピオンズマイル(香港) モーリス
・ドバイターフ(ドバイ) アドマイヤムーン、ジャスタウェイ、ヴィブロス、アーモンドアイ、パンサラッサ
・ナッソーステークス(イギリス) ディアドラ
・コーフィールドカップ(オーストラリア) メールドグラース
・コックスプレート(オーストラリア) リスグラシュー
・ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ(アメリカ) ラヴズオンリーユー
・ブリーダーズカップディスタフ(アメリカ) マルシュロレーヌ
・サウジカップ(サウジアラビア) パンサラッサ
他にもいますが、代表的なのを挙げました。
ちなみに、エイシンプレストン、シーザリオ、ジャスタウェイで勝った時の騎手は、最近、引退した福永祐一氏です。
そして、世界最高峰のレース、凱旋門賞。
1969年のスピードシンボリから、すでに50年以上。
何頭もの馬が、この世界最高峰のレースに挑んできました。
最高順位を獲得したのは、以下の馬。
・エルコンドルパサー(1999年) 2着
・ナカヤマフェスタ(2010年) 2着
・オルフェーヴル(2012年、2013年) 2着
そう。あとちょっとまで来ているのです。
私が生きているうちに、日本調教馬の凱旋門賞制覇は見てみたいですね。
ちなみに、やっぱり私はエルコンドルパサーが好きで、最近やってませんが、ウマ娘でもトップにエルコンドルパサーを常に出してます。