第44話 現在の名種牡馬たち
実は先日、テレワーク中に、こっそりテレビをつけたら、TCK女王杯(大井競馬場)がやっており、予想だけして、観戦しました。
ばっちり当たり。賭けない時に限って当たります。もっとも1、2番人気なので、仮に賭けて当たっても配当は低いから、全然儲けにもなりませんが。
さて、産駒が残りわずかながらも存在感を示し続けている名種牡馬というのが、現在もいます。
中でも、有名なのがステイゴールド。昨年、11歳で引退したオジュウチョウサンや7歳のステイフーリッシュなどが有名。
ステイゴールドと言えば、1996年にデビューしており、スペシャルウィークなどの黄金世代の1個上の世代。しかし、2着や3着が多く、「稀代のシルバー&ブロンズコレクター」と言われました。
しかし、2000年、武豊騎乗で目黒記念(GⅡ)を制覇した後、翌年には日経新春杯(GⅡ)を制し、海外のドバイシーマクラシック(G1)と、香港ヴァーズ(GⅠ)を制して、有終の美を飾って引退。
2世代目からは、ドリームジャーニーを輩出し、その全弟であるオルフェーヴルは三冠馬になっています。その2世代後には、歴史的な障害馬オジュウチョウサンを輩出し、競馬史に歴史を刻みました。
ちなみに、現在(2023年1月26日)、現役を続けているステイゴールド産駒で、獲得賞金トップは、11歳のマイネルレオーネ。
ステイゴールドの産駒は38頭います。
他にも名スプリンター・マイラーとして有名なタイキシャトルの産駒が活躍し、「砂のディープインパクト」と呼ばれたカネヒキリや、そのライバルでもあるヴァーミリアンも産駒を残していて、それぞれ26頭、53頭、46頭が活躍。
では、現在、産駒が少ないながらも活躍している種牡馬は、というランキングを見つけましたので紹介します。
1位 スゥエプトオーヴァーボード 74頭
2位 キングヘイロー 64頭
3位 マンハッタンカフェ 25頭
4位 アサクサキングス 22頭
5位 スズカマンボ 11頭
6位 アドマイヤコジーン 7頭
6位 ホワイトマズル 7頭
7位 スペシャルウィーク 3頭
7位 デュランダル 3頭
7位 アドマイヤオーラ 3頭
8位 ダンスインザダーク 2頭
8位 トワイニング 2頭
8位 ニューイングランド 2頭
8位 ノボトゥルー 2頭
8位 ブライアンズタイム 2頭
9位 ティンバーカントリー 1頭
9位 マヤノトップガン 1頭
9位 ファルブラヴ 1頭
9位 フサイチコンコルド 1頭
9位 トウカイテイオー 1頭
結構いますが、このうちスゥエプトオーヴァーボードは、2018年のステイヤーズステークス勝ち馬のリッジマンが現役を続けており、昨年はジャパンカップにも参戦。
キングヘイロー産駒では、ダービーグランプリの勝ち馬ギガキングが5歳で現役で、今年のチバテレ盃でも単勝1.9倍の圧倒的人気で勝利しています。キングヘイロー産駒がこんなにいるというのは驚きですが、血統的には超良血馬なので、期待されているのでしょう。
トウカイテイオー産駒では、メディアでも話題になったキセキノテイオーが今年9歳を迎えてます。
現役登録はされていても、出走がほとんどない馬もいますが、それでも懐かしい名前をまだ見れるのは嬉しいもの。
いつかは、キングカメハメハやディープインパクト産駒が見れなくなる日が来るのでしょうが、それは同時に新しい血が台頭してきたことでもあり、そうやって競馬の歴史は受け継がれていくのでしょう。
残された産駒たち、そして新世代の種牡馬たちのさらなる活躍に期待します。