第33話 井崎先生
この間の、北九州記念(G3)で、井崎先生(井崎脩五郎氏)が、16番人気の、ボンボヤージを当てたそうですね。
単勝164.3倍。万馬券的中。配当金9000万円以上。すげえ! って思いました。
ネットのトレンドに「井崎先生」が上がったとか。
井崎先生と言えば、親しみやすい明るいキャラで、競馬ファンの間で有名ですが、実際に井崎先生と会って、飲んだことがある、という人の記事がネット上に落ちてました。
その人によると、「面白いおっさん」だそうですが、その賭け方は。
データを重視する「データ消去法」だと言われてます。
つまり、過去データを洗い出し、馬券に絡まなかった馬をどんどん消していき、残った馬を本命か対抗にする。
ただ、このデータ消去法は、割と理にかなっている、つまり当たりやすい、と思われがちですが、実は井崎先生の的中率は低い。
それは、データを重視しつつも、「自分にとって都合のいいデータを取ってくるから」と言われており、それ故に、井崎先生は「逆神」と呼ばれ、かつては驚異の30連敗もしてます。
あまりに当たらないから、「予想屋なのに、当たったら苦情が来た」ことがあったり、ご子息からも「こんなの当たらない」と一蹴されたこともあるそうです。
確かにあまり当たらないイメージがある、井崎先生ですが、過去データを見ると、たまに今回みたいな、デカいのを当てます。
つまり、他の人が選ばない、穴馬を当てることが、今回のようにあります。
あと、「みんなのKEIBA」を見てると、他の出演者が軒並み1000円から1万円くらい賭けるのに、井崎先生だけ100円から1000円くらい。
この辺りが、庶民的で、あのキャラクターと相まって、人気なのでしょう。
実際、競馬場で素人が会っても、変わらない笑顔で、迎えてくれ、懐が深いと、後輩の間から人気とか。
そんな井崎先生も、もう御年75歳。いつまでもお元気でいて欲しいです。
かつての「競馬の神様」、大川慶次郎氏(享年70歳)より長生きしてますが。
ちなみに、「イザキ」ではなく、「イサキ」が正しい読み方です。