第11話 テイオー伝説
今日もこんな時間まで残業。
ウィニングポスト9 2022で、シンボリルドルフと、トウカイテイオーを手に入れました。
このゲームの面白いところは、史実を覆して、名馬を活躍させられるところ。
シンボリルドルフは「強すぎて退屈」とまで呼ばれた馬ですが、実際にゲームでも余裕でクラシック三冠を達成し、思い切って海外遠征に出したら、海外でも勝ちまくりました。
でも、実は人気があったのは、シンボリルドルフより、息子のトウカイテイオーの方。
その生き様がドラマチックで、判官贔屓の日本人好みだからでしょう。
詳しくは、Wikipediaに譲るとして。度重なる骨折から復活し、「奇跡の名馬」と呼ばれたトウカイテイオー。
あと少し早く生まれてたら、リアルタイムで見れたと思うと残念。
トウカイテイオーが活躍した頃、私はまだ中学生でした。
まあ、色々とエピソードはありますが、トウカイテイオーは非常に体が柔らかかったそうです。
関係者によると、サンデーサイレンス系が入ってくる前においては、珍しいほど優秀だったと評されてます。
人間のアスリートでもそうですが、筋肉が柔らかいと、スポーツでは成功します。
トウカイテイオーといえば、メジロマックイーンとの戦いが有名ですが、やっぱり1992年に怪我をして、有馬記念で惨敗。
そこから復活まで1年を擁し、誰もがトウカイテイオーは終わったと思っていた、翌年の1993年の有馬記念で、まさかの1着という「奇跡の復活」を遂げたことでしょう。
そもそも競馬で、1年もの長期休暇明けで、G1で1着になること事態が、まずありえないほどすごいこと。
なお、前走から364日ぶりにG1を勝った記録は、最長で未だに破られていません。
この辺りは、アニメ「ウマ娘」2期を見ると、見事に再現されてますが、あのビワハヤヒデを破って、1年ぶりの勝利。
それだけで、感動ものでしょう。
ちなみにトウカイテイオーは、ものすごくカッコいい、イケメンな馬として知られており、「貴公子」と呼ばれて、長い前髪などから女性人気も高かったとか。
また、アニメ「ウマ娘」で、「テイオーステップ」と呼ばれる、特徴的な歩様を見せていますが、これも実際に変わった歩き方をしていたから。
トウカイテイオー以上の成績を残した名馬は数多くいますが、人々の印象に非常に強く残った馬ですね。
なお、1992年から岡部幸雄が騎手になってますが、実はこれはトウカイテイオーが無事なら海外遠征も視野に入れており、特に凱旋門賞出走も考えていたとか。
歴史に、もしもはありませんが、凱旋門賞に出るトウカイテイオーは見たかったです。
むしろ、リアルタイムで見れたなら、一番見てみたかった馬です。
2000年に実施された、「20世紀の名馬大投票」では、父のシンボリルドルフを上回る5位。
実際にジョッキーを務めた安田隆行は、「テイオーは僕の人生のすべて」と語っています。
まさに「歴史に残る名馬」です。