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69話

最近こういうミスがおおくてしょんぼり

基地に襲来・・・もとい、遊びにきたっぽいドラゴンを迎えに基地内で一番広い所・・・離着陸場へ。

話しを聞く限りは大丈夫だとは思うが、念のために『スパロウ』を装着していく。

本当は『アビスキュイラス』か空中戦想定で『エアロード』にすべきなんだが、流石に露骨すぎるからな。

近接専用機とは言え、高機動を確保出来あまりデカブツさえ持ってこなければ比較的目立たない『スパロウ』を選んだのだ。

一応キクヒメには本気の兵装を準備させてはいるが・・・何もないといいがな。


「こっから見てもでけぇ・・・」

「あ、コウ様。申し訳ございませんうちの子が・・・」

「おうダリア。次からは先に言ってくれ」

「本当に申し訳ございません・・・ほら。あなたも謝るの」

「ごめんね?」

「はいはい良いよ」


ダリア・・・精霊亜種シルフ達のリーダー。

そして一緒にいるもっと小さなシルフの女の子。

どうやらこの子が、あのドラゴンを呼んだらしい。


「ドラゴンって、こんな子が呼べるのか?」

「この子が特別気に入られてるのです。名も特別に頂いているくらいで」

「へぇ~。あれ?じゃあなんで一緒にいないんだ?」

「確かに、あの方のお住まいにいてもいいとは言われたのですが・・・少々問題がありまして」

「ん?・・・まぁいいか、後で聞くよ。んで、そろそろ降りてこないのか?」

「あ、コウ様に一応御許可をと思いまして」

「ああそういうこと。全然いいぞ」

「わかりました。ナユタ、あの方を呼んでくださる?」

「わかったー!」


小さなシルフはナユタと言うそうだ。

ドラゴンに気に入られているってのが関係しているのか、腰のあたりから龍の尾が伸びている。

ふむ。一応記録だけしておいて、他のシルフ達との違いは後で比べるか。


上を見ると、連絡をどうやってか受け取ったのかドラゴンが高度を落としている。

あの巨体だ。降りてくる時にも風がすごいことになると思ったのだが、全くない。

本当にこれ降りてきてるのか?

いや、そもそも翼を使ってないんじゃないかあれは。マジで不可思議生物だぞ。


そしてついに、ドラゴンが地上に降り立った。


「ふぅー。中々良い場所を見つけたようだなナユタ」

「はい。幸運なことに、我々の願いも満たしてくださいました」

「むぅ・・・なかなかやるのぉ。そちらの御仁がそうか?」

「はい。こちらは」

「ああ、自己紹介は俺がやるよ。俺は・・・コウだ。本名はもっと長いけど、皆そう呼ぶからそれでいい」

「コウ・・・なるほど、コウか。分かった。

 私は見ての通りの竜。名は『ナターリア・エルガンド』と言う。

 長ければリアで良いよ」


白銀の竜『ナターリア・エルガンド』

苗字まで付いてるとは驚きだが、それ以上にこいつの強さが尋常じゃない。

俺の機体に付いているセンサー。それから得たデータをキクヒメが確認し、戦闘力の評価を出す。

Cから始まりSSSまである。


敵の場合は危険度を数字で表しているが、あれは別。

あれは敵に対する評価であって、それも詳しくは調べてないパターン。

だからゲーム内では時々明らかにその数字じゃないだろ見たいなことがあって死にかけるんだが・・・まぁいいか。


俺の機体だと

『アビスキュイラス』がA+

『エアロード』A- 

『ヤマトスコーピオン』A 

『スパロウ』A

『ドルフィンレーン』B++

『無影』C+


+は特殊な条件で戦闘評価が変化する場合に付く。

『アビスキュイラス』なら特殊モードの『グラトニー』とかの事を指している。


単純な性能から導き出される物なので、それが強さに=には正確にはならないが凡そは分かる。

そしてこの世界に来てからは、色々なデータの統計を取って魔力や精霊としての力も統計に入れるようにしてある。


ダイジュナの場合は普段はB。本気モード、基元の姿でAってところだ。

アルディーンはどうやらまだ本調子じゃないらしく。計った時はCだった。

まぁ封印魔法の事を考えるとC++ってところか。


話しをリアに戻そう。

こいつの戦闘評価。たった今計測した物だけで出したその評価は・・・


何と、驚異のSS


もはやレイドボスクラス。

全力を出した『アビスキュイラス』の戦闘評価が一時的にSに届く。

それを考えれば、どれだけ驚異的な評価が分かるだろう。

評価の差にして一つだけだが、この一つが果てしなく遠い。

プレイヤーの届く評価の限界がそもそもSまでだし、

もしSSレイドボスと戦う場合には、S評価の機体数十機で連携を組む必要がある。


まず間違いなく、戦いになったら普通には勝てない。

幸いなのは、これが敵じゃないことだな。


そして俺のそんな心を読んだのか、面白そうに伝えてくる。


「ふっふっふ。私はお主の敵にはならんよ。

 少なくとも、彼の者たちの敵にならん限りわな」

「・・・心読めたり?」

「ああ。まぁこれはちょっとした児戯ではあるがな」

「どこがだ?」


ダイジュナなんかも出来ないとか言ってたんだがな。

まぁ俺は顔に出やすいとか言われたけど。リアはそうではないらしい。

一つ評価項目に追加された新情報だ。


もう少し話を聞きたかったが、どうにもあの子的には話過ぎたらしい。


「おばあちゃん!!」

「おお。ナユタ。どうかしたか?」

「私ともお話するのー!」

「ハッハッハ。そうかそうか。すまんなコウ。続きは後でも構わんか?」

「ああ。俺は構わないよ。ここで話すのか?何か持ってくるが」

「ああ。心配には及ばん。すぐに小さくなるのでな」

「・・・はい?」


俺の戸惑いを余所に、リアはどんどん小さくなっていく。

サーベス以上の巨大なサイズのドラゴンが、あっという間にナユタと同じくらいの大きさに。

つまり・・・小さな子供サイズに。


「・・・」

「おう?どうかしたか?」


絶句してんだよ。


「え、ダリア。あれってどういう・・・」

「あ、あの・・・あれはあの方しか出来ないのでちょっと」

「だよな。実は簡単に出来ることとかではないよな?」

「絶対にそれはないので大丈夫です」

「コウ様ー!!」

「・・・一応キイナさんにも聞いとく?」

「・・・そうですね、エルフの方的には普通かもしれませんし」

「コウ様!・・・あれ?あの、お客様は一体どちらに?」

「キイナさん」

「はい?」

「エルフの知ってる魔法の中に、自分の大きさ自由に操れる魔法あったりします?」

「・・・はい?」


無いってさ。すごく安心した。














「はぁー・・・随分変わった作りだな」

「まぁこの世界の建造物にはないだろうなぁ」

「む。お主異世界から来たのか。久しぶりに見たな」

「・・・前にもあったことあるのか?」

「今まで7人程見たかな?」

「珍しいって聞いてたんだけどな」

「なぁに。長生きなだけよ」


ダイジュナも似たようなこと言ってたけど、明らかにあいつより多いんだろうな。


このリアというドラゴン。

今は子供サイズだし、何故かナユタに乗られているから全く威厳はない。

だが話を聞くところ、どうにも遠い国の貴族をやっているらしい。

エルガンドと言うのはその家名らしい。


「ここなら色々あるから、ここでいいだろ」

「ほぉ~・・・甘い匂いだのぉ。だが嗅いだことのない物だ」

「お、チョコ食べる?」

「ちょこ?それは一体」

「これこれ」

「ふむ・・・何か植物を使っているな。それに砂糖か」

「嗅いだだけで分かるのか」


鼻も良いらしい。

とりあえず、ナユタが乗っていては食べにくいだろうということで降りてもらう。

その際にちょっとごねられたが、ののかが猫玉ラックを持ってきてくれたので何とかなった。


「ここには面白い物しかないのぉ・・・おお!これは美味い!」

「まぁこの世界にはないらしいしな」

「ふむ。再現は可能か?」

「どうだろ。カカオがあれば出来るけど」


ちなみにカカオの生産も基地内でやってたりする。

これに関しては、マジで偶々在庫にあったから作っていたのだ。

チョコは何か作業してたら大量に食べるし、村の人達も気に入ってるからな。

それに精霊達のご褒美にも使えるし、良いことしかない。


「てか、そんな話でいいのか?」

「おおそうであった。今日は引っ越し祝いに来たのだったな」


忘れたのかこいつ。

とりあえず、キイナさんにはナユタの面倒を見てもらっている。ダリアもそっちだ。

ここに来る途中で、結構話したと言うのもあるのだろうが、猫玉ラックに夢中になっているから今は俺と話せる。


というか、やっぱり引っ越し祝いだったのね。


「あの外に置いてあるのが・・・祝い品?」

「うむ。お主に雇われたと言っておったからな。挨拶も兼ねてな」

「は?雇う?」

「ん?違うのか?」

「・・・いや、見方によってはそうなるか」


生産関係に施設で働いてもらっている代わりに、俺は住居を提供する。

ご飯はその中なら勝手に食べていいってことにしてるし、自分達で何かしら作れるスペースの中にある。

ふむ。そう考えてみると、雇ったって言い方は正しいのかもな。


「お金とか上げた方がいいのだろうか」

「まぁ良いのではないか?使う所は無いようだしな」

「それもそうか。んで、お前は何で挨拶?雇っただけならそこまでしなくて良くないか」

「それはそうだな。まぁ私にとって、彼らは特別ということだよ」

「特にナユタ?」

「そうだ。あれは孫の様なものだからな」

「尻尾があるのもその関係?」

「うむ。まぁあれに関しては想定外だったのがな」


何やらあったようだな。まぁ深い関係にあるのは分かった。

そんな中の精霊亜種達が、人間に雇われて家まで貰う。

恐らくその人間の見極めも含めて、挨拶に来たってところか。


「お主は問題なさそうだがな」

「そいつはどうも」


何基準かは知らないが良かった良かった・・・おん?


「キクヒメ」

『精霊接近。ダイジュナ様、アルディーン様です』

「ん?あいつら?」

「おお?どこからともなく声が、そして知り合いの名前も聞こえたな」

「あ、わりぃ。キクヒメ挨拶」

『初めましてナターリア様。

 汎用サポートAI。キクヒメでございます。ランナーのサポートを行っております』

「ほぉ。その道具から聞こえているのか。それに魂も感じないとは」

「お前さん実は結構な規格外だったりするだろ」

「ハッハッハ。どうかな?」


魂だなんだというやつは間違いなく強キャラって相場が決まってるんだよ。


『ダイジュナ様たちをこちらに誘導します』

「頼む」

『到着まで後3秒』

「はっや」


そんなこと言ってたら来た。


「コウ!!今ここに白いドラゴンがっていたぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「あはははは・・・久しぶりねナターリア」

「おおお!ダイジュナ。それにアル!本当に出てきているとはな!」


一気に騒がしくなったぞおい。

あ、キイナさん達はそちらで遊んでてください問題はないんで

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