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39話

とりあえず出来た(ガワだけ)


「乗ってみそ」」

「わーい!」


まずはののかだけを憑依させる。

全員まとめては何があるか分からないからな。


顔だけの丸い猫ロボット。

中身は何も入っておらず、完全な空洞ではないがほとんどすっからかんだ。

武器も積んでないから重量的には軽いと思う。

浮く時にはどうだが。


「どうだ?」

「・・・にゃー!」

「あら可愛い」


お気に召したようで。

大きさが大きさだからびゅんびゅん飛ぶ感じじゃないけど確かに浮いている。


「動かすにはどんな感じ?」

「ふわふわでおもしろいです!」

「ふむ。軽くていい感じと」


今はまぁ軽いわな。それがこっから正確に作って武器積んだ時にどうなるか。

あれかな。今のうちに試しておくか?


一回降りてもらって武器ではないが重しを積む。

幸い中に物を入れられるだけのスペースはあるのだ。大きさだけは完璧に作ったからな。

実際に武器を積んだ時を想定してそれくらいの重しを入れておく。

結構重くなったが・・・


「どうよ」

「んー・・・うごくだけならだいじょうぶです!」

「あらそうなの?」


どうやら精霊達にとってはその物の重さはあまり関係ないらしい。

かさばるかどうかとか、物自体のサイズとかが重要らしい。

今回はほぼ球体の猫だからその辺はあまり気にしなくてよさそうだ。


だが、ののかは問題なかったが、他の二体が思った結果が出なかった。


「おもーい」

「おもい!」

「あれ?」

「どうかしたんですか?」

「ああいや。ののかは割と問題なく動けたんですけど・・・」

「あ、精霊の成長具合が問題じゃないですか?」

「あー」


ののかが一番成長してるんだったな。というか年上なのか。そこの差かぁ。

憑依した時に浮かんで自由に移動出来るか。そこに出てくるのか。

関係ないってわけじゃないんだなぁ。


まぁこの猫にはののかをメインにライチとましろはサブで別の物に憑依してもらう予定だ。

そっちは実際の猫より軽いから、動く分にも問題ないだろう。

というか、他二体は武器に憑いてもらう気だしな。


「それなぁに?」

「猫防衛用のやつ」


武器兼盾だ。

まぁ実際にこれにするかは今試して結果次第なんだけどな。


「とりま憑いてみ」

「「はーい」」

「これなんですか?」

「無線兵器」

「むせ・・・?」


まぁわかんないよね。

これは要するに無線誘導浮遊型シールドだ。


分かりやすく言うと、自分の意識のままに動くシールドだ。

このシールドは鈍器としても使えるので体当たりみたいにも使えるのだ。


無線兵器に憑りつくのは初めてだろう。

そして試したいことってのは、この兵器をライチたちの意識で動かせるのかどうかってところなのだ。


「・・・??これへーん」

「ふわふわするー」

「そのふわふわするの動かせるか?」

「できる!」

「おおー」

「成功だな。軌道データとっておいてくれ」

『了解いたしました』


シールドが完全に動いている。

まだ武装として積んでいないのにだ。これは良いデータがとれそうだ。

面白そうというのもあるが、これなら・・・


「これに攻撃が来たら、これを前に出して止めるんだ」

「ビュンビュン!」

「最悪これはぶつけてもいいんだけど・・・気に入った?」

「おもしろい!」

「たのしい!!」

「ならよし。ののかはこれの後ろにいる感じかな」


後はののかが積んだ武装を自分の意思で使えるってなったら完璧なんだがな。

そこはまぁ出来たらラッキーくらいでいいか。

この感じだと出来そうだけど。

耳から銃取り出したり・・・どうせなら専用の武器でも・・・


あ、ダメだ時間ないんだ。流石にそこまではやってられないわ。

というか猫玉ラックを作るだけでもギリギリだったわ。


「名前の登録猫玉ラックで」

『了解いたしました。『猫玉ラック』を開発レシピに加えます』


これで俺の意思一つですぐに作り始めることが出来るな。

ののか達の練習も考えると・・・


「他の作業後回しにしていいからこれ優先で頼む」

『完成まで、凡そ二日ほどかかります』

「相変わらずよくわからない時間掛るな。まぁそれでいいや」


基地の開発・・・施設の一つ二つを作るより時間かかるてどういうことなんだか。

まぁこういった物を作るのは初めてだから仕方のない部分もあるか。

いやシステム上こんなんだからそっちの方が仕方ないか?

・・・まぁ作れるんだしどうでもいいか。


「ののか達どうするー?それで遊んでてもいいけど」

「あそびます!」

「あそぶ!」

「あしょぶー!」

「あいよー」


じゃああのままでいいか。

念のためにキクヒメに見てもらうだけしてもらうか。


俺は俺で別のことしなくっちゃな。

精霊達と戦うなら、聞いておかないといけないことはたくさんある。


「そんなわけで、そこら辺の事を全体的に知りたいですよね」

「ええ!?あんまり私も教えられないと思いますけど・・・」

「それでも全然知らないよりいいかなって」

「えっと・・・じゃあ、力不足かもしれませんが。がんばります!」


地下の施設から一階まで戻ってキイナさんに教えを乞うのだ。

今部屋の掃除してくれてたところ本当に申し訳ないけど。

はたきを持つ姿が様になっている。結構慣れてるのかな。


ちなみにだけど、キイナさんの頭の上には彼女の精霊が座っている。

ましろが来てから良くそこで見かけるな。気に入ったのか、それとも己の領土宣言か。


「居心地いいんですかね」

「どうなんでしょうね。私がましろちゃんに構ってるとこうなるんですよね」

「大体の理由それだと思いますけどね」


やきもちだねそれ。


キイナさんの精霊はまだ下級体だから子供ではある。

小学校高学年くらいの精神年齢だと思われる。

前は猫か犬かよくわからなかったのだが、今ははっきりと猫に見える。

ましろより大きい猫だけど、丸くなってる姿は子供っぽい。


ちょっとした好奇心で手を伸ばしてみると、指を舐めてくれた。

おお!ましろとは違う感じの可愛さがあるな!


「よしよーし」

「ミナはあんまり他の人には懐かないんですけど・・・すごいですねコウ様」

「まぁ前から猫には懐かれるんですよね」


猫どころか犬も来たけど。

あ、でもそれ以上小さい動物は駄目なんだよな。逃げられることはないけど犬猫程寄ってこない。

ゲーム内でも結構相性悪かった覚えがあるなぁ。そういった形状の敵に会うと毎回痛い目見たりするし。


「あ、じゃあミナの事も踏まえて説明しますね」

「お願いしまーす」


ほいっとミナを渡された。

ましろがふわふわな感じだけど、それとは違う触り心地だ。

毛並みが整っていて、触っていて止まらなくなる。


俺の方に来てすぐは体も硬かったが、首の下を撫でると徐々に柔らかくなってきた。

最終的には膝に溶けてるかのようにまでなった。


「・・・コウ様本当にすごいですね」

「後で教えます?」

「お願いします!こういう精霊が喜んでくれることも重要なんですよ」

「ああ。ダイジュナが言ってたな」


コミュニケーションが大事だってな。

ただ一緒にいるだけではなく、お互いに分かりあうことが大事だって。

精霊達は俺たちの事を魔力などから理解してくれるが、俺達は分からないことが多い。

そこで今みたいに撫でたり、一緒に遊んだりして相手の事を理解していくのだ。

まぁましろ達みたいにお喋り出来るとその点楽なんだろうだけど。


「お話出来る精霊は少ないですから」

「成長すれば話せるようにはならない感じですか?」

「あんまり聞いたことないですね。お母さんの精霊も中級ですけど話は出来ませんし」


むー。やはりののか達は珍しい子なんだなぁ。

元から才能に溢れているとは聞いてたが、こういう所でも差が出てくるのか。

俺からしたら普通の子供と動物だったんだが・・・ミナを見てると印象変わるな。


あ、関係ないけど。ミナってアメショーっぽいんだ。

色は違うけど見覚えがあるなって思ったんだよ。


「それじゃあ・・・精霊と一緒に戦う時のお話でいいんですよね?」

「それでお願い」

「魔法メインになりますけど。大丈夫ですか?」

「大丈夫。戦うことならなんでも聞きたいくらいなんで」


そのあたりの知識はあんまりないからな。

ダイジュナがいればダイジュナに聞けばいいんだけどいないし。

封国から帰ってきたらすぐあっちに向かうだろうし、聞いてる暇はないだろう。

聞けても実戦に活かせないなら意味ないしな。


だったら、この世界での俺の魔法の先生でもあるキイナさんに聞けばいいってことヨ。

村長もそのあたりは太鼓判を押してたしな。


キイナさんの授業精霊編。開幕です

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