表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
140/241

137話

今日は朝早起きして予約投稿

「キイナお姉ちゃんがすっごく落ち込んでるです」

「何故に・・・?」

「・・・分かってましたけど・・・分かってましたけど」

「何かした?」

「い、いや何もしてないですよ?」


一体お風呂で何があったというのか。


















「・・・」(ウズウズ

「・・・」

「・・・」(ウズウズウズウズ

「・・・」

「・・・・・・きた!」

「お」


ライチがぶわっと勢いよく翼を広げる。

すると小鳥の姿だったライチが・・・ちょっとだけ大きくなった。


「せいちょうした!」

「おー」(パチパチ


でも言葉はまだ若干舌足らず。もう一回成長が必要なようだ。

でも姿はちゃんと成長している。尾羽も長くなっているし。


「羽根自体増えてね?」

「そう?」

「体が重いとかは・・・なさそうね」

「ふつうにとべるよー」


俺の頭にさっと飛んできた。速度も少し上がってるか?

後確かめるのは『エアロード』に憑依した際の性能上昇がどこまで行くかってところだな。

まぁ今は確かめないのだが。


「そなの?」

「今はアルもいるからな」

「お構いなく~」

「・・・気持ちいいのかそれ」

「かなり」

「これお母さんたちも欲しがってました」


そんなにいいのか・・・マッサージチェア。

何かアルが肩凝ってるみたいな動きしてたから引きずりだしてみたが評判はいいらしい。

前に村の奥様方にも使わせたところ確かに偉い高評価だった。


この世界にはないから物珍しさもあるんだろうけど。


「この変化だけは許せませんでしたね」

「お前って普通に疲れるんだっけか?」

「飛んでる間は大丈夫なんですよ。歩くと疲れるんです」

「何故に」

「そういう変化が魔法であったとしか言えないんですよね」

「後やっぱり肩ですよ肩」

「ですよね。どうしても重いので」

「ナニガナンダロウナー」


男ならば目が行ってしまうだろうという大きな丸い物二つ。

キイナさんもアルもかなり大きな物をお持ちだ。

俺達男には分からないが・・・まぁ重いんだろうな。

視線を感じたりとか大変とかってのは聞いたことあるし。てかクロウの制作者が良く愚痴ってたし。


「そこんとこお二人はどうなんよ」

「私は特に無いですね」

「私もそういうのはあまり」

「あれ?そうなの?」

「そもそも私のことそう言う目で見る男性がこの村にいなかったので・・・」

「私昔から一応偉かったので。後精霊ですし」


いずれにせよそう言う目で見る人間がいないってことか。

・・・あれ、この村に『いなかった』?

となると今はいるのか?


「え、い、いやあのぉ・・・」

「コウのことでは?」

「本当に申し訳ございませんでした」

「いやいやいやコウ様ならむしろ!!」


心の底からの謝罪と共にとんでもなく死にたくなってきた・・・

よく考えてみると海に行った時もそこが目立つデザインに無意識に・・・あぁ


「むしろもっと見せていく方が良いと思いますよキイナさん」

「そ、そういうものなのでしょうか」

「はい。特にコウのような男性は」

「お前初めての時と比べて大分遠慮が無くなってきたな・・・」

「いや助けてくださったことへの恩は忘れてませよ?

 それにあなたはこっちの方が楽でしょう」

「それはそうだわ」


最初の頃なんて勇者様とか呼ばれてたしな。あれに比べたら今の方が千倍良い。


「ほら。別にキイナさんも気にしてないみたいですから普通にしなさい」

「うぃっす」

「ところで、この間リアと会った場所にコウ以外の流れ人がいるというのは本当ですか?」

「あ、ダイジュナから聞いたのか?」

「ええ。直接会ったわけではないと言っていましたが」


話だけしてすぐにアルを迎えに行ったからな。

でもちゃんとアカリの事を紹介しておくのは大事か。

アルは正式な国ではないが封国という一部の魔法に関してはトップクラスの国のお偉いさんなわけだし。


「今から喋るか」

「あ、お願いできますか?」

「アルカナさん達元気してるかなー」

「この間行った時は元気に訓練してましたよ」


毎日の経過はフィアに報告を上げてもらっているから体調管理もばっちり。

そもそもフィアがいれば俺への報告はいらん気もするが。


フィアに個人通信を飛ばして、全員に集まってもらう。

アルカナは休憩中で、アカリは試運転してたみたいだ。


「ああ。もう『紅月』はそこまで行ったのか」

『よろしかったのですか?最後の仕上げをすると言っていましたが』

「どうせアカリの機体だしな。あいつがやるってんならそれでいいよ」


アカリはストレングスギアを作らない。

それは自分が苦手なのを知っているからだ。だから製造や改造は全部他のランナー任せになる。


だけど最低限のラインは一応超えているのだ。

最後の仕上げである、個人向けの調整。このくらいならまぁアカリでも出来る。

俺がやった方が早く終わるってくらいなものだ。


呼び出して5分ほどで、最初にアルカナが来る。

その顔は・・・ガッチガチだった。


『ほ、ほほ本日は大変お日柄も良く!!』

「コウ。この方は貴族の方だったり?」

「モルトン王国の貴族の娘だってさ」

「ああだからですか」


とんでもなく緊張しているが何か理由があるのか?

アルが何か関係しているとは思えないが。


だが関係はあるようだ。それもアルの知らないところで。


「ダイジュナから聞いたのですが、どうも私たちは様々な国で崇められてるようでして」

「ほう」

「モルトン王国は海に面した国でしょう?だから私なんだそうです」

「へぇ。でもお前は大して関わってないと」

「だって封印された後の話ですし。まぁ緊張するのは分かりますが」

「アルカナさん!アル様は優しい方なのでそんなに緊張しなくても大丈夫ですよー!」

『だだだ大丈夫だ』


何一つ大丈夫じゃなさそうだ。

後アルカナとアルって最初の音が同じだな。


「何か理由あんのか?」

『い、一応私の名前は偉大な大精霊の方々から取ったと聞いている・・・ます』

「俺にまで敬語になってんぞ」

あ、でもアルカナって名前自体は偽名なんだったか?

それでも似たような名前ではありそうだが。


「アルは私で・・・カナは・・・多分あの子ですかね」

「まぁ知ってるわな」

「ええ。だけどあの子多分今も寝てると思いますよ?」

「寝てる?」

「空の精霊ですね。雲に乗って寝てるんです」

「雲に・・・?」


『エンデルカナ』という名前の精霊だそうだ。

空の精霊。正しく言うなら風の精霊の完全体。

完全体の精霊の中では一番早く生まれた個体で、力も一番強い。

だがいかんせんのんびり屋で寝たがり。

普段は人の手が届かない雲の上で寝ていることが殆どだそうだ。


「ちなみに寝ている所を起こしたらそれはもうとんでもなく怒ります」

「うわそのタイプか」

「・・・あ、もしかして『嵐の悪夢』って」

「はい。リカナが起こした物ですね」


あの時は炎の精霊がやんちゃでしたねーと軽く言うアル。

だけど俺は知っている。

その話は確か一つの文明を終わらせたとか言われているレベルの災害だったことを。

ただの寝起きの悪さでそこまでいくのか・・・


「ダイジュナ二人分くらいの強さですね。影響範囲はそれどころではすみませんが」

「怪物か?」

「正真正銘。母を除いたら場合には精霊最強ですから」

『・・・何か、とんでもない話を聞いている気がするんだキイナさん』

「・・・私は最近慣れちゃいました」

『・・・今は羨ましいと思う』

『ういお待たせ』


そしてアカリが来た。

ちゃんと汗もシャワーで流してきてらしく珍しく身だしなみが整っている。


「フィアの入れ知恵?」

『アル様の前ですので』

『私の勘もそうした方がいいと言っている』

「何の勘なんだよ」

『女の勘』(ドヤァ


そのどや顔やめろ

よろしければ評価やブクマ登録お願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ