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110話

「じゃあ右から自己紹介!」

「おう!サラマンダーのイリートだ!」

「ノームのイアです」

「ニンフの・・・モル・・・ナ・・・zzz」

「シルフのダリアと申します」

「簡潔だなおい」

「フィアさんに短めの方が良いと言われていましたので」

「ああなるほど」


まぁ四人の紹介してたらちょっと長いかもな。これくらいがいいか。


アカリもアルカナも、精霊亜種を見るのは初めてらしい。

驚いた顔をしている。


「驚いた。まるで人の子供みたいじゃないか」

「ちっさい」

「わたしらはこれ以上育たないからなー」

「基本はですが」

「zzz」

「ちょ、モルナ起きて起きて」


モルナは相変わらず。

イアは機械が関わらなければ普通なのでモルナの面倒を見ている。

なのでダリアとイリートが主に二人と話している。


「それで?こいつらもここに住むのか?」

「まぁ一時的にだけどな。体とギアの修復が終わるまでだ」

「なーんだ」

「イリートは住んでほしかったのか?」

「おうよ!仲間が増えるのはいいことだからな!!」


相変わらずの男前な性格で安心するわ。


「あはは。ありがたい申し出だが、私たちにも目的があるからね」

「だよなー。それが終わったら、また来てもいいぜ?」

「そうだね・・・そうさせてもらうよ」


割とアルカナとイリートは相性がいいのかもしれないな。

熱血よりな性格のイリートと、真面目・・・素直なアルカナ。

イリートが子供っぽいってのもあるのかもな。アルカナもその扱いに慣れてる感じだ。


「実家には妹と弟がいるからね」

「なるほど・・・てかお前今何才だ」

「今?・・・確か16だと思うが」

「なるほど16・・・は?16??」


旅に出たのって確か・・・いや、あまり考えないでおこう。

この世界の常識ではそれが普通なのかもしれないし。

・・・いやでもまだ子供じゃん・・・


「ニンフ・・・シルフじゃないの?」

「はい。よく間違われるんですが」

「どうして?」

「シルフは精霊の中でも上位の存在の名前ですので。私たちのニンフは種族名ですし」

「なるほど・・・飛べるの?」

「??はい。飛べますよ。私たちはまがいなりにも風の精霊の力を持っていますので」

「すごい。尊敬」

「そ、そこまですごいものでは・・・」

「ここでは何をしてるの?」

「えーっと・・・仲間は風力発電所って所に多いですね」

「発電?」

「私たちの力で風を起こしているんです。後は基地全体の空気の循環の補助ですね」

「・・・汚染区域?」

「そもそも作ってないわ失礼な」


一部の特殊な物を作る際に必要な区域のことだ。

定期的に色々な整備を行わないと部屋自体が使えなくなるとかいう。

この世界ではあまりにも危険なのでそもそも作ってはいない。


アカリとダリアが二人で話していると思ったら、こんなことを話していた。

あのままだとアカリの認識では危険区域の仕事をさせるやばい奴だと思われるところだったが。


「補助って何」

「精霊の憑依能力だ。説明は?」

「ほしい」


ここで簡単に精霊の『憑依』について説明。

主に憑りついた物体の能力を上げることを説明した。

それを聞いて、アカリはすぐにそれをストレングスギアへの応用を考えたのだろう。


「コウがやってた?」

「正解」


ニンフたちは風車に憑りついて、自分で風を起こして発電するとかいうことをしている。

そしてさらに、風の精霊は雷も扱えるそうで、発電量もとんでもないことに。


「発電効率は3倍。循環効率は1.5倍くらいか」

「・・・この子達すごい?」

「すごい。ちょーすごい」


今までこの世界の住人はこの価値に気が付かなかった・・・いや。気が付くことは出来ないだろう。

何せこの能力を活かすのなら必要なのはそれ自体が何かの結果を出す品物。

魔道具のように、それ単体な物が必要なのだ。それもそれぞれの属性に合った物が。


後は武器に憑依すれば強いのだろうが・・・そもそも一般人はそんな物必要ない。

それに精霊亜種達自体それは拒否するだろうな。

だから猶更、こいつらのすごさを理解することが出来なかった。


「普通に働くのだって・・・まぁ難しいわな」

「コウ様のお陰で、皆楽しく過ごせていますよ」

「働きたいの?変わってる」

「俺達には分からない感情だよ」


働きたくても働けない。そんな人は前の世界にも大勢いた。

だがそれを俺達が理解するのは難しいだろう。


「まぁ今が楽しいなら、俺もそれでいいさ」

「それはそう」

「それにここは良い風も吹いておりますので、子供も出来ますかと」

「・・・ん?それは初耳だわ」


良い風の基準は分からないけど、まぁそれが子供を増やすための条件だったのか。

まぁそもそも他の精霊亜種達も増えかた微妙に知らないんだけどさ。


「何の話だー?」

「ん?そっちはいいのか?」

「ああ。イリーナとは気が合いそうだが、彼女とばかり話していても仕方ないからね」

「それもそうか。後イリーナって女の子判定でいいのか?」

「は?」


ああ一応気にしてたのねそのへん・・・これは俺が悪いわ。

話をそらすため・・・じゃないが。


「イア。モルナ」

「はいはーい」

「な~に~」

「二人とお話よろしく」

「わっかりましたー」

「いいよん」

「逸らしたな」

「逸らしたね」

「逃げた」


うるせー


だが俺のことより亜種達の方に興味があるらしい。

俺への追及もそこそこにさっさとそちらに行った。


「危ない危ない」

「少々配慮が足らないかと」

「分かってるっての・・・いやでも、亜種って精霊なら性別判定微妙じゃないか?」

「それはそうですが、イリーナは普通に女の子だと思います」

「・・・まぁ確かに?」


精霊亜種達の中ではそれなりにスタイル良い方だしな。

子供って感じは抜けないが、背も高いし胸もある。

そう言う点では、一番ちんまいダリアが・・・辞めようかこれ。


ちなみに胸だけで言うなら一番大きいのはモルナだったりする。

良く寝る子は育つということだろうか


「コウ様」

「あ、はいすいません」


顔に出ていたようで、フィアに咎められた。


















「よっし。大体仲も良くなったところで・・・基地案内だけどどうする?」

「どうする・・・とは?」

「いや。このままこいつらに案内してもらってもいいぞ?」

「お!そりゃいいな!!」


30分くらい話していたか?

大体それくらいてかなり全員との仲が良くなった。


この後は基地の案内で、亜種達には戻ってもらおうかとも思ったのだが・・・まぁそれでもいいかと思ったのだ。

俺が案内するとどうしても機械的になる。

施設の紹介だけになってしまうということだ。何せ俺ここに住んでないしな。

既に住んでいる時間だけで言うなら彼らの方が長いかもしれない。

そんな亜種達の紹介の方が、よりよい案内が出来るだろう。


「まぁお前らがいいのならだけど」

「いいに決まってるじゃんか!!」

「私も構いませんよ」

「僕もいいよー・・・z」

「寝ないの。あ、私もOKです」

「じゃあ決まりかな」

「ふふ。ではよろしく頼むよ」

「よろしく」


アカリもアルカナも特に文句はなさそうだ。


「では、私はいかがいたしましょうか」

「ああ。お前はちょっと残ってくれ」


最初の案内ではフィアも一緒にと考えていたが、ちょいと予定変更。

フィアには今から、俺とリアの通話に同席してもらう。


「・・・何かございましたか」

「ああ。ちょっとな」


アカリ達の目的の話だ。もしかしたら、大きい話になるかもしれないしな。

俺の知識の補填役で隣にいてもらいたいというわけだ。


「いいな?」

「かしこまりました」

「はい決まり。じゃあ案内頼んだぞお前ら」

「「「「はーい!!」」」」

「あ、運転はアカリがやれよ」

「うい」


流石に子供に運転は任せられねぇ

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