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8話

『開発予定の建築物。すべて建設完了いたしました』

「お、機体開発所も終わったのか?」

『終了いたしました』

「じゃあさっそく行くか!!」


サーベスから、少し離れた開発所へ。

移動は徒歩・・・は面倒なのでフロートボード型無人移動機ナッコに乗って向かう。

最大時速20キロくらいだから、自転車よりちょい早いくらい。


3分くらいで開発所に着く。

正確には、機体開発研究所だから、研究所って呼べばいいのか。


研究所の中は、基本的にシンプルだ。

なにせ、俺がデータを弄る部屋と大きなガレージと研究室しかない。

組み立てる所と、新しいパーツとかを作る場所のみ。

その代わり、俺の部屋以外はめちゃくちゃデカい。


俺の部屋は普通に部屋だわな。

1LDKの一部屋くらいの広さって感じ。


「んで、何の開発からだ?」

『防衛機、採集機、通信中継器、その他の順で優先度が高くなっております』

「ういうい。じゃあ防衛機から行くか」


ここは悩むことはないな。


そもそも防衛機と一言で言っても種類が多い。

普通の地上の防衛。対空防衛。場所によっては潜水防衛機とか、今回は地中の防衛機能を持った機体が必要だ。


作らなきゃいけないのは・・・まぁ潜水以外の全部かな。

その中で一番数が少ないのは地中防衛機。次に対空防衛用だ。


問題は。これらは基地を作らないと必要ないってことが多いので、俺も良く知らないってこと。


「なんかいたっけか」

『モグラ類の機体ならば、安価に量産が可能ですが』

「そらそうだけど・・・どうせなら拘りたいじゃんか」


文字通りのモグラ類ってのは、モグラみたいに地中を自由に動ける機体シリーズの事だ。

正面にドリル。手と足もあるから、本当にロボットのモグラって感じだ。

こいつらの良い所はものすごく安いことと作るのに時間が掛からない事。

資材もあんまり使わないから、まぁ最初に作る物としてみるなら十分と言える。

ちょっと手を加えれば、工作機として使うことも出来るしな。


だが、作るのなら拘りたい。

ちょっと高くても、いい性能。または偏った物を・・・!!


「モグラだと汎用性が高くなって終わる気がする!!」

『・・・』


何かキクヒメに呆れられてる気がするぞ


「てかそもそも、地中への備えだったら機体作るより防衛兵器とか壁作る方が良くないか?」

『肯定します』

「・・・何故最初に言わない?」

『マスターの希望に沿う提案をさせていただきました』

「マジ大好きキクヒメ」

『ありがとうございます』


クールだわ。


確かに壁とか防衛兵器とかって大して手を加える必要ないからつまんないんだよな。

まぁ有効だしな。今はそれでいいか・・・あ。


「施設の移動って出来るよな」

『可能です』

「地上部分と地下部分に施設を分けることは可能か?」

『可能です』

「よし、だったら・・・」


地下に防衛兵器付けるなら、そのまま地下にも空間を作ってしまえばいい。

勿論地上部分に影響が出ないようにしないといけないから、考えなきゃいけないことは多いけど・・・


補強用の柱とか、バルブとかも作れるな。

長い作業時間が必要だろうけど、これはやる価値がある。

完成したら、一気に攻略難易度が高い基地になる。


「ふっふっふ・・・燃えてきたねぇ」

『防衛兵器を制作してください』

「(´・ω・`)」



















「設計図出来たー!!」

『おめでとうございます』


地上。地下。対空用の防衛壁。または防衛機の設計が終了した。


地上部分は無人機を多めに配置している。

メイン武装はビームだ。火薬の安定供給は出来る目途が立ってないからな。

これはこれから新しい産出地を見つけないといけない。


地下は逆に自動稼働の兵器がほとんどだ。

まぁ地下に大きな施設を作る予定を考えると、その空間のさらに下や横に配置する必要があるんだけど。

だからメインは兵器ってか壁だな。

とにかく耐久性能を重視した合金を用いて作った壁。恐らく最も資材を使っている壁ですは。

このレベルになると俺の機体でも破るのには苦労するだろう。


対空は兵器と無人機が半々。

対空砲などは当然として、ビームマシンガンを搭載したドローンを多数配備する・・・予定!!

ここには俺のロマンとして、地上戦でも使える大型ビーム砲台を4機搭載するぞ。


「まぁまだ出来てないんですけど!!」

『続いて、採集機の設計をお願いします』

「うぇー!!」


終わんねぇ。


とは言うもののだ、これはサッと終わる。

ココナツをちょっと改良して、採掘用と採取用に分ければいいだけだし。

ココナツは両方出来るんだけど、正確にはモンスターとか敵機体から使えそうな素材を取るの本領だしな。


まぁ元は簡単な設計だから、耐久力にだけ注意して・・・

僅か20分で完成。


「でけた」

『通信中継器も、開発が可能でございます』

「お、マジか。やってくれたの?」

『中継器は、こちらの管轄になりますので』

「あざーす」


うーん本当に出来た子だ。


じゃあ優先度に従って作ってしまおう。

それと同時に地下の開発も始めようか。地上部分はもう出来てるしな。


「あ、対空兵器から頼むわ」

『了解いたしました』


俺が寝てる時とか、そういう時に襲撃があった場合に初手で被害がデカくなりそうなのは空中からの奇襲だ。

もちろん監視用のレーダーとか無人偵察機もいくつかあるが、足りない場合がある。

てか、今の規模だと若干足りていない。だからこそ、一番に増設しないといけない部分だ。


逆に地上用の防衛は問題ない。

元々サーベスの防衛用に数はあるんだ。性能が高いスペシャル機も数機用意があるから問題ない。


・・・でも、こうなるとあれだな。


「傭兵システムが生きてればなぁ」

『現在、反応がございません』


ゲーム内で、基地の防衛は自分達で用意した兵器か無人機。

または自分達で守るか、NPCの傭兵を雇うかになる。

この傭兵、結構優秀だ。機体の整備と依頼料だけ払えれば勝手に守ってくれる。

もちろん性能は控えめだから、プレイヤーに勝つのは難しいけど。それでもそこらの敵には負けない。


自分で機体を作ったりするのよりは結果的に高くなるが、時間が掛からないって点が良い。

俺は基地自体作ってなかったから使ったことはそんなにないんだけど、まぁ便利だったよ。

今使えないけど。


「俺一人だと。やっぱりそこらへんは我慢かねぇ」

『現地の住民を雇うことは可能であると思われます』

「訓練とかあるだろうし、結果的にそれだと無人機作った方がいいでしょうよ」


ゲームはシステム的に守ってくれるから、プレイヤーの襲撃以外は気にしなくて良かったが、ここではそうもいかない。

対応できないような怪物がいないとは限らないのだ。

その対応の為にも、人はいた方がいいんだよねぇ・・・


「ま、人を雇うにも今は設備を整えないとな」

『開発終了まで、残り三日』

「・・・寝るか」

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