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第72話 たこ焼きから始まる縁日準備

 縁日を開くことが決まったので早速スキルのチェックを開始する。


 ついてきたのはサラと


「面白そうじゃから妾も混ぜるのじゃ」


 ということでレイも参戦する。


 とりあえず久しぶりにステータスをチェックしてみることにした


 名前 リュウ

 種族 人間

 年齢 25

 レベル48

 HP8720/8720

 MP53200/130400

 スキル 「屋台」

 創造魔法 水、小麦、大麦、米、キャッサバ、肉(豚、牛、鳥)、卵、野菜(トマト、玉ねぎ、レタス、ナス、キュウリ、ゴボウ、ニンジン、カボチャ、ジャガイモ、ダイズ、キャベツ、ニンニク、ニラ、タケノコ、セロリ、やまいも、ショウガ、ネギ、青ネギ、オオバ、ソラマメ、レンコン、カブ、ブロッコリー、ゴーヤ、ワサビ、コンニャクイモ)、果物(リンゴ、ナシ、スイカ、メロン、ブドウ、バナナ、モモ、イチゴ、アボカド、ウメ、カキ、キウイ)、キノコ(しめじ、エリンギ、しいたけ、まいたけ、なめこ)、香辛料(胡椒、鷹の爪、唐辛子、グローブ、シナモン、ナツメグ、ターメリック、コリアンダー、クミン、チリペッパー、山椒)、ハーブ(バジル、ローズマリー)牛乳、塩、砂糖(上白糖、三温糖、角砂糖)、油(サラダ油、ごま油、オリーブオイル)、酒(料理酒、ワイン(赤、白)、日本酒、ビール、焼酎)、酢(食酢、黒酢、甘酢)、はちみつ

 創作魔法 小麦粉(強力粉、中力粉、薄力粉)、パン(食パン、クロワッサン、バンズ、フランスパン)、ナン、うどん、スパゲッティ、白米、餅、ケチャップ、マヨネーズ、醤油、味噌、ソース(中濃、ウスター)、豆板醤、甜麺醤、バター、みりん、ラード、チーズ(ナチュラル、カマンベール)、生クリーム、豆腐、納豆、片栗粉、ラー油、こんにゃく

 調理魔法 ハンバーグ、ソーセージ、フライドポテト、カレー、麻婆豆腐、スポンジケーキ

 収納魔法 創作収納 収容量23%

 屋台魔法 透明化、フォルムチェンジ(キッチン、テント、大砲、射的、すくい、たこ焼き、精米機、馬車)、屋台召喚、屋台増殖


 やっぱりレベルは上がりにくくなっているな。前見たときから5しか増えていない。


 とはいえいくつか食材が増えているみたいなのは嬉しいな。


 フォルムチェンジのところを見てみると、使えそうなものは射的、すくい、たこ焼きの3つだ。


 ひとつずつ見ていこう。


「最初は食べ物系の方から調べようか」


 フォルムチェンジを使って屋台をたこ焼きに変化させた。


「うおっ!あぶな!!」


 屋台のサイズが突然大きくなり始めたので慌てて飛びのく。


 最終的に元の中華ラーメン屋台から縁日で見かけるたこ焼き屋の屋台になった。


 たこ焼き用の黒い鉄板が設置されていて、100個近くは作れそうだ。


 屋台を覆う屋根兼看板の部分には何も書かれていない。


 これはまあ、あとで自分たちでデザインすれば問題ないな。


「これはどんな料理を作るんですか?」


 サラがたこ焼き板を覗き込む。


「これはたこや……」


 いや待て、確か俺の創造魔法の中には魚介類は一切なかったはずだ。


 ということはたこ焼きではなくなるな。


「チーズ焼きというものを作ろうかなと思ってるんだ」


 中身はチーズにすることにした。


 学生の時たこ焼きパーティーとなるとタコ以外の具材をということでチーズでやった記憶がある。


 意外とチーズのコッテリさとソースの甘さの相性がいいんだよな。


 その時の事を思い出しながら作業を開始する。


 俺は収納魔法の中から小麦粉、卵、青ネギを取り出して水で混ぜる。


 本当はダシとかも入れるけど、ないからそのままたこ焼き粉が完成だ。


 偉大なるソース&マヨネーズ様のお力で味はカバーしよう。


 たこ焼きの中に入れるチーズをカットしたら下準備は完了だ。


「それじゃあ今から作っていくから2人は見てて」


 俺が意識をたこ焼き板に向かって集中させると、すぐに調理に適した温度へと上がった。


 最初だから油は多めにひいていく。


 やり方の実演だからフル稼働ではなく10個の穴に生地を流し込んだ。


 生地が大体固まってきたら具材を入れて新たに生地を入れる。


 流し込んだ後、最初の生地を木串で少しずらしておくのが俺の中でのポイントだ。


 そうすると後で丸めやすくなる。


 後は追加の生地を固めながら少しづつ木串で回転させて球形を整えていく。


「よし、これで完成」


 完成したチーズ焼きを皿に移し、マヨネーズとソースをかければ出来上がりだ。


 とりあえず4個ずつサラとレイに取り分けた。


「いただくのじゃ!!!」

「熱いから気を……」


 俺の忠告を聞く前に、レイはフォークでチーズ焼きを突き刺し、一口で食べた。


「うまっ……熱いのじゃぁぁぁぁぁあああ」


 レイが口を開けたまま走り回る。だから忠告しようと思ったのに。


「これほどソースと相性のいい食べ物があるんですね」


 レイを反面教師にして、サラは先にチーズ焼きを割って中を冷ましてから食べ進めてく。


「あとは2人の番だな」


 メニューの合格はもらったから2人にもやり方を覚えてもらう。


「難しいのじゃ……」


 レイは上手く生地が回せず、ぐちゃっとした形になっていた。多分生地を回すのが早すぎたんだな。


「コツを掴めました」


 サラは1発で成功させていた。チーズ焼きづくりの才能があるみたいだ。


「ぐぬぬ……負けぬ、負けぬぞ」


 レイもサラに対する謎の対抗意識のおかげで形になってきた。


 これで最初の屋台はクリアだ。

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