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純粋の空  作者: 祭狐
2/14

青い海

平仮名だらけで読みにくいと思いますが、少年の心の中を自分なりに表現したつもりで、できてないと思いますが(笑)

お付き合い願います。

(『少年、またここにおいで。』)


あれからしばらくして、ボクはまた、ドームのそとへとやってきた。マスクをしっかりとつけて、上をむく。


「しろ様、しろ様。」


ちゃんときこえたかな。ドキドキしながらまっていると、ボクの上で、そらがフワフワとうごいた。


「し…しろさ、」

「わぁ、男の子だぁ。」


とつぜん、上からこえがきこえてきて、すこしおどろいてしまった。いけない、えがおだ、えがお。


「かわいいね~、どうしたの?」


とってもやさしいこえ。けど、どこをむいて、はなしたらいいんだろう。


「あの、ボク…あいたいひとがいて…その…そのひとに、しろ様にたのむようにって、いわれたんです。」


「あ~、その人の名前、分かる?」


なまえ…?


「あ…きくのわすれちゃった…」

「あら。じゃあ~ちょっと待ってて?」

「?はい。」


なんだろう。わかんないけど、しろ様がまっててって、いってたし、ここにいればいいのかな。

でも…しろさまどこにいったんだろ。

このまま、だれもこなかったらどうしよう、とおもいながらうしろをむいたら、いつのまにかきえていたドームのかわりに、ひとりのおにぃさんが、たっていた。


「よお、少年。また会えたね。」

「おにぃさん!」


おにぃさんは、あのときボクがみたおにぃさんと、かわっていなかった。シワシワのしろいシャツに、くらいみどり色のズボンをはいていて、けどきょうは、すこしだけねむそうなかおだった。


「あ、僕っておにぃさんなの。」

「はい!おにぃさん、うみ、いくんですか?」

「うん、行こうか。」


よいしょって、おにぃさんがおーきなリュックをせおう。


「おにぃさん、そんなにたくさんなにが…」

「あぁ、後でな。まだ内緒。…あっそうだ少年、パンツ、」

「2まい!もってきました!」

「よし、出発だ。」

「なんで2まいなんですか?」

「それも内緒。後で分かるから。」


おにぃさんがリュックをゆらしながら、まえをあるいていく。ボクも、うしろをついていく。


「おにぃさん、しろ様、は?」

「あぁ、白様は今、寝てるなぁ。少年、会いたかった?」

「ううん、ねてるんだ。」

「うん、寝てる。」

「おにぃさん。」

「うん?」

「しろ様って、いっつもひとりなの?」

「いや?僕がいる間は一人じゃないよ。」

「そっか。じゃあ、おにぃさんはまいにち、そとにいるの?」

「うーん、まあ、そうだね。」

「さびしくないの?」

「空…じゃなくて、白様がいるから寂しくはない、かな。」

「ふうん。」

「どうした?少年。顔が暗いぞ?眠いのか?」

「…ねぇ、おにぃさん。」

「うん?何だ、少年。」

「しろ様ってさ。」

「うん。」

「…なんなの?」

「・・・」

「おにぃさん?」

「それは、内緒だ、少年。それもいずれ分かるだろうさ。」

「ほんとう?」

「少年は頭がいいみたいだからな。きっと分かるよ。さっ、着いたぞ少年。」


いつのまにか、しろいすなはまと、あおいうみが、ボクのまえにひろがっていた。


「わぁ…」

「やっぱり何度来ても綺麗だな。」


おにぃさんが、リュックをすなはまのうえに、ドサリとおろして、のびをした。

うみはあおで、すなはまはしろ。とってもきれいだなと、ボクものびをした。



読んでいただいてありがとうございます!

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