青い海
平仮名だらけで読みにくいと思いますが、少年の心の中を自分なりに表現したつもりで、できてないと思いますが(笑)
お付き合い願います。
(『少年、またここにおいで。』)
あれからしばらくして、ボクはまた、ドームのそとへとやってきた。マスクをしっかりとつけて、上をむく。
「しろ様、しろ様。」
ちゃんときこえたかな。ドキドキしながらまっていると、ボクの上で、そらがフワフワとうごいた。
「し…しろさ、」
「わぁ、男の子だぁ。」
とつぜん、上からこえがきこえてきて、すこしおどろいてしまった。いけない、えがおだ、えがお。
「かわいいね~、どうしたの?」
とってもやさしいこえ。けど、どこをむいて、はなしたらいいんだろう。
「あの、ボク…あいたいひとがいて…その…そのひとに、しろ様にたのむようにって、いわれたんです。」
「あ~、その人の名前、分かる?」
なまえ…?
「あ…きくのわすれちゃった…」
「あら。じゃあ~ちょっと待ってて?」
「?はい。」
なんだろう。わかんないけど、しろ様がまっててって、いってたし、ここにいればいいのかな。
でも…しろさまどこにいったんだろ。
このまま、だれもこなかったらどうしよう、とおもいながらうしろをむいたら、いつのまにかきえていたドームのかわりに、ひとりのおにぃさんが、たっていた。
「よお、少年。また会えたね。」
「おにぃさん!」
おにぃさんは、あのときボクがみたおにぃさんと、かわっていなかった。シワシワのしろいシャツに、くらいみどり色のズボンをはいていて、けどきょうは、すこしだけねむそうなかおだった。
「あ、僕っておにぃさんなの。」
「はい!おにぃさん、うみ、いくんですか?」
「うん、行こうか。」
よいしょって、おにぃさんがおーきなリュックをせおう。
「おにぃさん、そんなにたくさんなにが…」
「あぁ、後でな。まだ内緒。…あっそうだ少年、パンツ、」
「2まい!もってきました!」
「よし、出発だ。」
「なんで2まいなんですか?」
「それも内緒。後で分かるから。」
おにぃさんがリュックをゆらしながら、まえをあるいていく。ボクも、うしろをついていく。
「おにぃさん、しろ様、は?」
「あぁ、白様は今、寝てるなぁ。少年、会いたかった?」
「ううん、ねてるんだ。」
「うん、寝てる。」
「おにぃさん。」
「うん?」
「しろ様って、いっつもひとりなの?」
「いや?僕がいる間は一人じゃないよ。」
「そっか。じゃあ、おにぃさんはまいにち、そとにいるの?」
「うーん、まあ、そうだね。」
「さびしくないの?」
「空…じゃなくて、白様がいるから寂しくはない、かな。」
「ふうん。」
「どうした?少年。顔が暗いぞ?眠いのか?」
「…ねぇ、おにぃさん。」
「うん?何だ、少年。」
「しろ様ってさ。」
「うん。」
「…なんなの?」
「・・・」
「おにぃさん?」
「それは、内緒だ、少年。それもいずれ分かるだろうさ。」
「ほんとう?」
「少年は頭がいいみたいだからな。きっと分かるよ。さっ、着いたぞ少年。」
いつのまにか、しろいすなはまと、あおいうみが、ボクのまえにひろがっていた。
「わぁ…」
「やっぱり何度来ても綺麗だな。」
おにぃさんが、リュックをすなはまのうえに、ドサリとおろして、のびをした。
うみはあおで、すなはまはしろ。とってもきれいだなと、ボクものびをした。
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