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異世界のジン  作者: 久保
3/3

奴隷商館

お久しぶりです^^

ん~ちょっと間があいてしまってすいませんでした。

センスのない小説ですけど暇つぶし程度に読んじゃってくださいw

クンクンクンクン

どこかから美味しそうな匂いがする。

それに反応するかのように目が冴えてくるジン

目を開けると上から声が聞こえた

「あ、目覚めた?」

「あぁ。それより飯と飲み物くれないか?もう限界だ」

ジンが今にも死にそうな声で呟いた


「あ、そうだね。ちょっと待ってて。はい、スープとお水」

「ありがとう。」

ジンはがっついてスープと水を平らげた。

「おかわり。」

「はいはい。どうぞ」

ジンは結局、12杯ものスープと8杯の水を胃袋に収めた。

「ふぅ~満腹満腹。ごちそうさん」

「お粗末様でした」

ジンはやっと今まで自分を介護をしてくれた女性を見やった。

肩にかかるくらいの緑色の髪に金色瞳そして長く尖った耳。

そしてはちきれんばかりの胸に綺麗で扇情的な足。

惚れた。もう惚れた。たまんない。

ジンはいつもみたいに告白を実行した

「好きです。付き合ってください。」

「え?え?どういう事?」

僅かに頬を染めている女性。

その驚いている表情もジンにとってはご褒美だった。

女性は呼吸を整えてジンを向きながら喋った。

「ありがとう。でも、私達、名前も知らない仲だしそれに奴隷ですし。自己紹介しますね。初めまして私、ミルフィ=アースです。盗賊を治癒してしまい奴隷の身になりました。」


「ご丁寧にどうも。俺は・・・ジン=フォースです。多分、どこかの馬車の人に食料分けてもらおうかと思って声をかけたら、襲われてので返り討ちにしたら・・・空腹で視界がぼやけて倒れたみたいです。」

「っ・・・」

ミルフィは絶句してしまった。そうミルフィはジンが襲われた馬車の後ろの鉄格子の中にいて、どこかの人と戦闘になってたと聞いたけど・・・まさかジンさんだったとは。


「あの、どうかしました?」

「え?いえ、ちょっと驚いただけです。」

「ここってどこなんですか?」

ジンは先ほどから気になってる事を聞いてみる事にしてみた。

「ここはカーマという街の奴隷商館ゴンザレスです。」

ん?奴隷商館?あれ?俺も奴隷なのか?どういう事だ?

「俺も奴隷なんですか?」

「あなたは奴隷ではない筈です。正当防衛として戦闘になったという事なら・・・商館の主、バースさんに聞いてみてはどうですか?」

「俺と逃げませんか?こんな所いたらいずれどこかの人に買われそうですし。」

「それは出来ません。もし、私が逃げ出したら村の人から代わりの奴隷が連れ去られるので、私のせいで他の方に迷惑かけたくないんです。本当にごめんんさい」

最後のあたりの言葉が涙声になっていて俺は拳を強く握った。

「そうですか・・・あ、でもそのバースさんとは話せないかも。」

突如ジンが言い出した言葉の意味がよく分からずミルフィは質問をしてみた。

「どういう事ですか?表情からに余程の事態みたいですが・・・」

「あぁ、何か相手に俺の言葉が通じないみたいなんだよ。馬車の時に通じてないみたいでいきなりおそわれ」

突如、ジンの言葉が止まった。

あれ?ミルフィとは会話成り立ってるよな?

「あ、私の魔法で私とは通じるようにしました。けれど、他の方との会話は難しいです。」


昨日、弄ってた光をもう一度触ってみた。


名前:ジン フォース

性別:♂

LV:01

職業:無職

装備:なし

状態:旅人


そこの光の横にvoiceと書かれてるコマンドがあった。

押してみると体が光に包まれた。


「どう、されました?いきなり光出しましたけど・・・」

「あの、ミルフィの魔法解いてもらえない?」

ジンはこれで言葉が通じたら成功だと思いミルフィに魔法解除を頼む事にした。


「はい。リル マイファス クラリス  どうです?解除しましたけど通じます?」

「聞こえる。理解できます。よかった~いきなり言語分からないとなるとどうしたもんかと考えていたので、どうもありがとうございました。」

ジンは立ち上がった。

「今から、バースって人の所行ってくる。俺が君を必ず助けるから、待ってて。」

ミルフィは俯いてジンが立ち去る足音を聞いて涙を落とした。





ジンは行く先々でバースって人の居場所を聞いて回ってやっと目の前までたどり着いた。

コンコン

「どうぞ」

侍女らしき女性がドアをあけてくれた。

「失礼します。」

対面の椅子に座るよう侍女に勧められて商館の主事バースの対面に座った。

「どうも、初めましてここで奴隷商館を営んでおります。バースと申します。」

「俺はジン=フォースって言う旅人です。それと、先に言っておきたい事があるんですけどいですか?」

バースは睨み付けながら言うジンに青筋を立てていたけど自制しているようだった。

「なんでございましょう?先に言っておきますけど私はあなたを奴隷として重用するつもりありません。」

「その事はわかった。俺が聞きたいのは奴隷の値段なんだよ。」

「奴隷ですか?うちですと相場は人によって違うので何とも言えません。」

「エルフ族のミルフィって子なんだけどどれくらいで売ってくれるんだ?」

ミルフィという言葉が出た驚いた。

途端バースは咳をして誤魔化した。

「ごっほん、ミルフィですか・・・彼女は40万5千チールです。マリィ」

チール?何だそれ?疑問に思ってた俺にバースの後ろの侍女が袋を持ってきて説明してくれた。

「こちらのゴールドのを1つで10万チール、こちらのシルバーのを1つで1000チール、こちたのブロンズのを1つで10チールとなっております。一般の方の給与は月3000チールくらいが平均です。」

「なら、ミルフィ買うのに金貨4枚に銀貨5枚必要って事か?」

バースは渋々といった感じで頷いた。

「はい。そうなります。けれど、ミルフィは8日後には買い手が出来ると思うので諦めてください。」


ドッゴーン

ジンは右手で机を割った。

「ひぃ」

バースは悲鳴をあげて椅子から転がった。

机は木っ端微塵と言っても良いくらいこわれていた。

「おい、俺は必ず金を用意してくるから、期限以内に売りに入ったら殺すぞ!」

「・・・はい。お待ちしております。」

バースは先ほどの衝撃で直ぐに答えれなかったが何とか口を開いた。


それからジンは商館を後にした。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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