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Daily  作者: 斎藤一樹
29/31

第六話 その1


 お待たせ致しました、やっと本編です。相変わらず話が進んでいないのは仕様です。


 その2は14日の17:00に、その3は16日の17:00に投稿する予定です。


 ある日、部長が唐突にこう言った。


「みんな、今日は別の場所でやるわよ。付いてきなさい!」


 仕方がないのでみんなで彼女の後をぞろぞろとついて行く。




「さあ、着いたわ。ここよ!」


「放送室?」


「そうよ、今日はここでラジオ番組を作るのよ!」


「な、何でこんなことに……」


「一年生に舞台度胸を付けさせるためよ」


「成る程な」


「部長、暦先輩は納得しちゃったみたいですけど、ぶっちゃけそれはただの建前でしょ?」


「お、大人は本音と建前を使い分けることが大切なのよっ!?」


「言い訳になってませんよ、部長……」


「さ、さあ、立ち話も何だし入りましょう? ね? ね!?」


 ドアをあけて放送室に入ると、既に机と椅子、マイクが人数分セットされていた。


「て、手回し早いわね、華ちゃん……」


「ふふん、どう、優? びっくりした?」


「ええ、しゃっくりしたわ」


「へ?」


「何でもないわよ」


「? そう? じゃあみんな、始めるわよ。席について」


 部長に促され、みんな適当に座る。


「じゃあ始めるわよっ!」


 という部長の声と共に、マイクのスイッチがONになる。


「さて、毎週火曜日午前12時50分よりお送り致しております、成華学院トーキングアワー、」


「昼休みの間に一時間もやれませんよ!」


「今日から一週間、成華学院演劇部が代わりにお送りします!」


「マジですか!?」


「何よ、そんなに嬉しいの?」


「いえ、絶望しているんです!」


「大丈夫よ、何とかなるわよ…………多分」


「余計不安になりました!」


「さあ、じゃんじゃん行くわよ! まずは一曲、平野綾で、『止マレ!』!」


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